11月3日 朝
ドジャース優勝。見ごたえのある試合だっただけに疲れた。見終わったあと、喜びを爆発させて果てた。7戦までもつれて、こんなに劇的な勝利がもたらされるとは、ドジャースファンにとってはたまらない展開。翻って、ブルージェイズファンにはナイトメアだったに違いない。あと一歩、あと手元1センチ先に手繰り寄せた32年ぶりの快挙。立ちはだかったのは山本だった。大谷の9出塁がありました。キケ、ロハスの連携がありました。山本の完投もありました。延長18回もありました。フリーマンのサヨナラもありました。悲喜こもごも。全員野球で勝ち取った連覇。来年はさらなる補強で三連覇。楽しみは尽きないが、ワールドシリーズを観ていて、特にAmazonの配信を観ていると、野球の退屈さを痛感した一週間でもあった。シーエムがあるかないかというのも一因だが、最も気がかりなこと。それはドジャースが野球盤ベースボールをやっていることだった。オフェンス、ディフェンスがこんなにきっちりと分かれるメジャースポーツは野球だけ。攻防が切り替わると、シーエムが挿入。人によっては中だるみする構造。延長18回の攻防でそれはより明らかとなった。どういうことか。ゴロ、フライ、三振。チェンジ。内野ポップフライ、ファールフライ、レフトフライ。チェンジ。まさに彼らが演じているのは野球盤の攻防なのだった。ホームランかフライ。やっているのはそれだけ。それを延々と18回までやり続ける。野球人気が低迷していった風潮といまだ根強い人気をほこっている潮流に合点がいくというものだ。野球ファンはこのさざなみを愛している。スポーツファンは別の波も気に入っている。ひいきチームが勝つとうれしい。うれしいが、スポーツの醍醐味のない勝利はときにとぼしい。一進一退の攻防。夏の甲子園のおもしろさを思い出しながらドジャースを応援した一週間でもあった。ドジャース優勝のうらで、神戸国際が桐蔭に7対1。秋季大会も今日で優勝が決まる。智弁か国際か。おもしろい野球を見たい。昨日はそれをひさびさに体感した。ドジャース二連覇。



