11月26日 朝

いい風呂の日。いいプロの日。吹田の観覧車に最大9時間、閉じ込められるというニュース。吹田の観覧車といえば、エキスポシティーのオオサカホイールに違いなく、高さ123メートルに取り残されたひともいるかもしれない。落雷の影響で緊急停止。午後5時40分ごろのできごと。そういえば、夕方、すごかったなあ、とすでに酩酊状態だったが、思い出した。乗客20人。最後の一組の救出が午前2時40分。消防によると、けが人は確認されていないということ。ということじゃなくて、そういうことじゃなくて。ニュースを見て、最初に思い浮かんだのはやはりトイレの問題。尾籠な話で恐縮ではあるが、この手のニュースで最初に思い浮かぶのはいつも生理現象のこと。さらに閉所恐怖症も加わり、自力で脱出できない現実を知ると、よりいっそうパニック度合いが跳ね上がる。大阪北部地震のときもモノレールが三時間も止まった。普通の電車と異なり、モノレールはすごく高いところを通っているので、駅間の途中で止まると、救出活動は極端にむずかしくなる。トイレもついていない。朝の通勤ラッシュ。乗客に何ができるか。我慢するしかない。空腹、のどの渇き、午前中のスケジュール、そんなことが頭をよぎるだろうか。考えることはただひとつ。トイレどないしよ。次の駅に着いたら行こうと思っていたのに、さっきの駅で行っとけばよかった。あとの祭りだ。トイレ行きたいけど、時間ないし、観覧車を降りたあと行こうっと。人生、そんなに甘くないんだよ。行けるときに行っておけ。映画、キャストアウェイの主人公チャックノーランドは虫歯を患っていた。出張から帰ってきたら、必ず歯医者に行こうと誓うが、悪天候で飛行機が墜落。歯痛を抱えたまま無人島生活がはじまってしまうのだった。映画に学ぶことは多いが、キャストアウェイは教訓の玉手箱といっていい。人生は、今、しか存在しない。過去は夢。未来は空想だ。行けるときに行っておけ。ただ、その後の9時間はきつい。ひとりならまだしも、カップルの9時間はつらい。午前2時40分はせつない。ここまで我慢できれば、プロフェッショナルだ。最初にしたいこと。決まっとるやろ。

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック