11月5日 朝
世の中に好きなものは数あれど、なんといっても好きなのはキャンペーン。何気なく見聞きしていたが、エーアイの概要によると、特定の目標を達成するために、一定期間にわたって集中的に実施されるマーケティング活動とある。客側からすると、目標達成などどうでもよく、注視すべきはただ一点。割引がいかに実施されるか。そう、キャンペーンという言葉の響きイコール割引と勝手に変換していた。軍事作戦が語源であるというが、そんなイメージは持っていなかった。硬派なイメージだったものが、時を経て、軟派へと転がり落ちていったさまは貴乃花に似ている。キャンペーンにいまや硬派なイメージは似つかわしくない。ソフトバンク優勝キャンペーンの見出しを見て、売り上げ目標達成をイメージする客がいるかというと、いないとおもう。関心はどれだけ安いか。安くなるか。安く買えるか。同様に飲食チェーン店のキャンペーンというと、たいていはキャンペーンの前にお得なという文字が付け加えられており、客側の購買欲求、来店意欲をくすぐる工夫が施されることが今では一般化している。限定、限界、先着、定期、今だけ、セットで、無料、半額、訳あり、奉仕、感謝、残り少ない、驚き、赤字覚悟、超特価、話題の、大満足、タイムセール、まとめてお得、ポイント10倍、全米が買ったとか、くすぐる匙加減は尽きない。なかでも最強なのは国が実施するキャンペーンであり、近年ではコロナ禍でのそれがすさまじかった。なにせ、予算が違う。飲食店応援ゴートゥーイートキャンペーン事業100億円が尽きるまでとか、全国旅行支援ゴートゥートラベルキャンペーン1000億円が尽きるまでとか、チェーン店のキャンペーンとは桁が違う。キャンペーンがすっきやねん。本日もキャンペーンの文字を探す作業からはじまる。

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