11月2日 朝

大谷、運命のWS第7戦で先発決定の見出し。わかっていたこととはいえ、改めて確定を知ると、感慨深いものがある。2023年のWBCの決勝。メジャーリーグファンが待ち望んでいた対決。大谷vsトラウト。見事、三振に打ち取り優勝を決めた瞬間。歴史の目撃者たちはその一瞬を記憶に刻んだ。そして、語り草となった。当時、まだエンゼルスにいた大谷のシーズンは最初こそ好調だったが、夏ごろから失速するといういつものエンゼルス劇場に翻弄されていた。舞台の真ん中にはいたが、わき役たちにそっぽを向かれ、孤軍奮闘。8月の終わりに靱帯損傷で登板終了。9月のはじめには脇腹痛で今季終了。ポストシーズン進出完全終了。WBCの熱闘に沸いた実りの春からシーズン終盤の落葉の秋。解説者たちは口をそろえていった。大谷はもう我慢することはないのです。WBCで見せつけたように、ワールドシリーズで雄たけびを上げる大谷を見たい。エンゼルスから移籍することでそれは可能なのです。そんな論調が巻き起こった。エンゼルスのシーズン終了。史上もっとも面白くないワールドシリーズと揶揄されたⅮバックスvsレンジャーズの対決。そんな試合をしり目に日本人の関心はフリーエージェントとなった大谷の去就に移っていた。ドジャース移籍か、エンゼルス残留か。はたまたブルージェイズ、ジャイアンツの反転攻勢はあるのか。メジャーリーグ解説者たちの意見は割れた。明け方だったと思う。ドジャース7億ドルで合意の一報。歓喜の渦に包まれるドジャースファン、そして、大谷ファン。移籍後1年目の開幕直後。一平問題もあり、不振の続く大谷に対し、大谷翔平のMVP?ない、ない、ベッツのほうが上、と嘲笑していたアンチ解説者たち。シーズンが進むにつれて、フィフティーフィフティーが現実に迫ると、論評を変えはじめた。旗色が悪くなると、風向きを変える、彼らの通常運転だった。移籍1年目でワールドシリーズ優勝。シーズンMVP獲得。大谷はもう我慢することはないのです。2023年の悲嘆が報われた。そのように周りには映った。だが、半分、同意。半分は不満が残った。肩を脱臼し、ワールドシリーズで活躍できなかったからだ。さらにWBC決勝で見せた投手としての力投はなかった。今年、実現する。今日、現実になる。

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