10月31日 朝
健康診断に行ってきた。いつもの病院ではなく、自治体の特定健診。滞りなく進んでいったが、血圧が高いということで心電図と眼底検査も加わる。このあたりでいやな予感がした。健診がすべて終わり、着替えて待合室で待っていると、皆、健診表のバインダーに番号札を渡されているのだが、それがない。次々と受診者たちが最終診断を終えて、帰っていく。テレビでドジャースの試合を観ながら、ひたすら待つ。最後の受診者が席を立って帰っても、まだ待たされている。健診を終えてから30分後。ようやく呼ばれる。というか連れていかれる。おばあちゃんに。いやな予感は的中した。ここ三年ほどは委託先の民間の病院で健診を受けていたのだが、その理由をはっきり、くっきりと思い出した。特定保健指導の対象となった受診者はこのようなやりとりが待っているのだ。このやりとりがめんどうだったことを思い出した。しかも今回はかなり年配の栄養士さん。この日の予定が狂いそうで、狂いそうだった。とにかくひたすら時間を短縮する方向へ。「一日何歩歩く」「2万歩っす」「野菜は食べてる?」「ベジタリアンっす」「体重が標準体重を超えている」「体重を増やしたいっす」「外食する?」「しないっす」「朝ごはんは」「しっかり食べるっす」「酒だな」「休肝日は週二日っす」「何曜日」「決まってないっす。必ずつくってるっす」「連絡をするから携帯の電話番号を」「携帯持ってないっす」こういった手順で反論を与えないように答えた結果、おそらくかつての三分の一の時間で指導は終わった。ここにくることはもう二度とない。そう誓った今回の健診なのだった。ふつうは後日、検査結果が郵送で送られてくるのだが、特定保健指導の対象者には別の案内が届く。検査結果は同封されていない。検査結果が知りたければ、再び来訪しなさい。当然、この質問も指導中に栄養士さんから切り出されるわけだが、オープリーズ、ぜひ、参加したい、必ず参加します、そのときにもっとお話を聞きたい、というようなアピールは必須だ。はじめてこの案内書を受け取ったときは対処のしかたがわからず、案内どおり、プログラムに参加。ほかにふたりほど集っていた。おじいちゃんふたりに交じって話を聞く。おじいちゃんふたりも自分もあほのこどもみたいな扱いを受けた。参加したのはこのとき一回だけ。案内書が届く。参加できませんと送り返す。検査結果が届くという流れを知ったのは特定指導二回目のあとだったと思う。

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