9月1日 朝
プールサイドでうぉううぉううぉ。最後のプールサイドビアガーデンに行ってきた。今年、最後でもあり、千里阪急ホテル最後のビアガーデンの一日でもある。もちろん全席満席というわけで、6月時点でキャンセル待ちだったという情報もある。このへんは抜かりなく、予約受付がはじまった日に計四回、予約を入れておいた。7月6日の誕生日と8月31日のラストデーはマスト。あとはつけあわせ。雨で一回、流れたので、計三回、参戦したことになる。題して「ザ、ラストビール~ありがToナイト~」閉宴が迫った8時過ぎ、今年、最後、そして、来年、閉館を迎えるホテル最後のアナウンスがあった。拍手がそこらじゅうに巻き起こる。感謝、感謝、感謝。立ち合えて感謝。無限ビールに感謝。プールサイドの風に感謝。三時間の宴は気づけば、あ、ちゅうまに過去となった。ひとつの時代が終わった。大げさかもしれないが、たまたまかもわからないが、さまざまな事情が重なったにすぎないが、一抹の寂しさがあった。高度成長期を支えたサラリーマンの憩いの場。ビアガーデン。デパートの涼しい屋上でビアジョッキを傾ける。ハワイアンバンドを聞きながら、冷えたえだまめ、冷えたからあげをつまむ。唐揚げではなく、空揚げでもなく、からあげ。プールサイドから流れてくる風はすずしい。そのことをこのビアガーデンで知ったが、正直、ビアガーデンより冷房の効いたビアホールというのが時代の要請だと思う。高度成長期と現在では平均気温が5度以上、違う。40度の炎夏が色濃く残る夕暮れ。ほんまにここで飲むんか、ほんまか、という気運はあった。ホテルの閉館により、プールサイドビアガーデンも終焉を迎えたが、潮時だったのかなあ。いやあ、飲んだ、食べた、楽しんだ。三時間が身に染みた。来年はもうないんだよなあ。ホテル跡地は公園になると聞いたが、くしくも夢洲で万博開催中。せんちゅうも昔を引きずってばかりはいられない。変わっていくのは人間だけではない。街も変わる。景色も変わる。そして、未来がやってくる。ビアガーデンってなんすか。公園がビールっすか。そんな時代がやってくるかもしれない。昔はよかったなあ。口をイーされても言いたくないセリフだが、ふと口走ってしまうかもなあ。昔はよかったなあ。あのころはよかったなあ。懐かしいなあ。村がダムに沈んでしまったひとの気持ちが今ならわかる。でも、きっと、すぐ忘れる。

この記事へのコメント