8月10日 朝
テレビをつけると、ペイペイ給与払い厚労省が認可みたいな文字が目に飛び込んできた。一秒でHDMIに切り替えたので、読み間違いかもしれないが、ペイペイ給与払いが話題になったのはずいぶん昔のイメージがある。少なくとも5年前ぐらい。これも勘違いなのだろうか。給与をもらう生活をしていないので、よく知らないが、とっくに活用済みとおもっていた。ペイペイ活用に反対する声も聞かれたそうだが、給与振り込みの施行のさいもそういった違和感をおぼえた連中がいたそうなので、これは過渡期によく垣間見られる現象のひとつに過ぎないのだろう。無視すればいい。無視できないのは南海トラフ巨大地震、というわけで、宮崎の地震を機に気象庁が運用以来、初めて巨大地震注意を発表した。いよいよか、という思いと、果たして、一週間以内はほんまかなという疑問符がいっしょくたになって、頭のなかをぐるぐると巡っているが、備えは必要。まず、思いついたのが、和歌山旅行はしない。ふたつめは水を多め多めで備蓄しておくこと。みっつめはいつなんどき地震に遭遇しても落ち着いて行動すること。これぐらい。耐震補強やローリングストックは済ませているし、マンション暮らしなのでおそらく体育館に避難することもない。あって、車に寝泊まり。その際の寝袋もあるし、時期が時期なので、そんなものは必要ないかもしれない。それでよく巷に流布するのが阪神大震災の教訓。いざというときの現金はいくらか用意しましょう、というもので、この発想も無視していいと思う。断言するが、被災の際に現金は必要ない。阪神大震災の被災者として声を大にしていいたいが、当時の教訓を今に生かす必然性はない。被災地で飲み物や食べ物を現金で購入するという時代でもない。あのころは違った。闇市を経験したことはないが、きっとこういう感じだったのだろうな、というほど現在の意識とは異なる景色がいたるところに広がっていた。ペイペイが使えない、イコール現金も通用しない。政府が緊急時、あるいは平時にやるべきはそういう世界の構築だと思う。
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