9月24日 朝

二軒目はマハラジャという店に行った。生ビールが一杯99円。スリムグラスでも、中身が得体のしれない何かでも、あるいは別の何かでも、よしんばノンアルでも、価値はあるであろう値段、と納得して店内へ。インド人とおもわれる小柄なご主人の案内でテーブル席へ。ランチ?一品?みたいなことを訊かれ、生ビールを注文。では、一品頼みなさい、と全品250円のメニューを見せられる。そういうシステムか。スパイシ鳥川と書かれた一品とチキンキーマを頼んだ。生ビールがやってきた。プレモルのグラスに注がれていたが、風味は知っているプレモルのものではなく熟成された甘いビールだった。これはこれで悪くない。なにせ99円なのだから。店の造りは開放されたスペースで、店外と店を隔てる壁が一方向しかなく、そこにはインド映画らしい映像がフィルムで流されている。巨大な屋台のような雰囲気もあり、いつでも外に飛び出せるという印象が客に、特に女性客には安心感を与えることだろう。客のほとんどはランチ利用の若者といった感じ。ちらほらビールグラスを傾けるひともいる。5×8センチぐらいの長方形の小皿に盛られたキーマカレーと共に、これ、取り皿ね、と30平方センチの丸皿をテーブルに置かれた。大阪人なので一応、ツッコミを入れておいてからいただいた。とても、おいしかった。お待ちかねのスパイシ鳥川の登場。カリッカリに揚げられた鳥の皮にスパイシーな粉末を振りかけた極上の一品だ。スパイシ鳥川。書き直すのがめんどうだったのかもしれないが、ふいにあるセリフをおもいだした。何時間もひとを待てるのはインド人か東北人だけですよ。きっと、そういうことなのだろう。どういうことなのだろう。そういえば生ビールを置かれるとき、ナマステといわれた。生ビールを聞き間違えたかとおもったが、たしかにナマステといわれた。ただ、ナマステには単に挨拶だけでなく、いろいろな意味がこめられるそうだから一概に、まあどうでもいいや。お会計は984円だった。ツッコミどころ満載の良心的ですてきなご主人とお店でした。スパイシ鳥川。きみの名はわすれない。

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