7月3日 午後

あべまtvで将棋の王位戦を最後まで観た。95手で藤井7段の勝利となったが、最後の見事な寄せは解説の手助けもあってそのすごさに興奮した。三十分を超える長考に退屈するかとおもいきや、結構、観ていられた。パブリックビューイングで大画面にかじりついていたひともサッカーや野球にない白熱の頭脳戦にはらはらどきどき手に汗にぎる展開に満足したのではないだろうか。唐突に話は変わって、仕方ないといえば仕方なく、残念ではあるが、当然といえば当然で、くやしくはあるが、9月の恒例行事、岸和田だんじり祭りの中止が決まった。夏のじりじりした季節のまだまだ延長戦にあって、それでいてノスタルジックなあの時期、映画でいうと、岸和田少年愚連隊にどっぷりはまりたくなるあのなんともいえない独特の気候の風物詩さえウイルスのまえにはなくなってしまうのだなと強くおもった。気づけば愛染さんも過ぎ、次のイベントは七夕と誕生日で、毎年、笹の葉をみると、誕生日がきたなあと感慨深く見上げるのだけれど、今年はたんざくをその場で書いて掲げることができない。結びたければ自宅で綴り、後日、くくりにこいとのこと。とにかく密閉、密集、密接を避けるためのあらゆる場所での対策であるが、星に願いを伝えるならば、今年はやはり早く収束を、というかんじになるのだろう。七夕のたんざくに込められた思いを眺めるのも好きだ。笑わせるもの、真剣なもの、なかには真摯で懸命な祈りもあり、つい涙ぐんでしまうようなものもある。おもえば、いつもそうだった。もっとも好きな日が夏の誕生日と冬のクリスマス。年2回のホールケーキ。年2回の願い事。本当に子どものころは誰もがそうだとおもっていた。年に二度、もっとも大切な日は七夕とクリスマスだとおもっていた。しかもオトナ、子ども関係なく、世界中のひとたちがこの日を祝うものだと信じていた。夏の大三角と冬の大三角。きれいなのは冬のほうだけれど、夏も捨てたものじゃない。天の川がかかるからだ。また、この日がやってくる。夏のケーキもなかなかうれしいものだ。

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