7月12日 午前中

ギターを買った。家じゅうギターだらけだ。壁掛けスタンドを取り付けたばかりなのにさらに二本増えた。そろそろ何本か売ろうかとも考えたのだけど、もうそういうのもいいかなって感じで、ギターに埋もれてしあわせに暮らそうかな、って感じだ。はじめて買ったエレキギターはアリアプロの黒色のたしかワイルドキャッツという名前のやつ。12歳のときだった。それからのギター遍歴をたどると、おぼえているだけでも数十本はいく。唐突にフライングvも持っていたことを思い出した。鳴らなくなったテレキャス。何度も修理にだしてそれでまた鳴らなくなったファイヤーバード。その代替品で買ったストラト。SGとベース。たぶん押し入れにある。置く場所を考えるともう壁しかない。ギター部屋をつくるスペースもない。引っ越すつもりもない。ソファーにレスポールが寝転がっている。自分の寝転がるスペースがない。クランチベンチにはモッキンバードも横たわっている。腹筋もできない。いたるところにピックが落ちている。あとで拾う。野村氏はギターを眺めながらごはんを食べれるといったが、気持ちはわかる。ギターを眺めながらいただくシソこんぶは最強だ。姉がおそばを送ってくれたので、近々、そばをすすりながらギター鑑賞をしよう。ギターという楽器は不思議なもので、ピアニストがギターをいじくると気が狂うともいわれている。なぜか。ギターは完全にチューニングが合うことはない。どんなに完ぺきとおもって合わせてみても微妙にずれている。そこがいい。ストーンズのキースはチューニングを合わせたばかりのテレキャスを乱暴にスタンドへ放りこむ。がこんと音を立てた瞬間、チューニングが外れる。キースはこれがロックなのだと嘯く。そう、ギターはロックンロールの塊でできている。コードもふたつあればいい。イーとイーシャープ。レスポールが呼んでいる。早く弾いてくれと呼んでいる。有り金を吐き捨てろ。ギターを買いまくれ。世界がどうした。他人の目などどうでもいい。ロックしてりゃそれでいい。

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