1月11日 早朝

経団連の会長に日立製作所の中西宏明氏が就任することが決まった。5月末の定時総会を経て正式決定する。今年は変化とイベントの年といえる。4月には日銀黒田総裁の任期が切れる。9月には自民党総裁選挙も控えている。こちらは安部総裁路線で確定的だが、新経団連会長も榊原路線を引き継ぐとみられているので大きな混乱はないだろう。榊原路線とは、ひとことでいうと安部政権と一蓮托生の関係性にある。悪くいうと御用聞き、よくいえば緊密な連携。米倉前会長の安部総理との確執を考えれば、いずれにせよ日本経済にとってプラスであったことは間違いない。その路線を引き継ぐわけであるから、当然これは株価押し上げの好材料となる。不確定要素といえるのが次期日銀総裁だ。現時点では黒田総裁の再任が有力とささやかれているが実態はつかめない。もうひとり名前が挙がっている人物がいる。浜田宏一氏と共にアベノミクスの指南役ともいわれる駐スイス全権大使の本田悦郎氏。安部総理と同学年で黒田現総裁より10歳も若い。見た目も若々しく野心に富んだ面構えをしている。日銀総裁というのは思った以上に見た目が重要だ。白川前総裁の8の字眉毛が市場に冷めた見かたを促したように黒田総裁の迫力ある見た目がアベノミクス推進の一助となった。これは私見ではなく、雑誌ザイからの受け売り。金融緩和と謳ったところでいかにも嫌そうな顔で取り組むのと刷って刷って刷りまくってやるというスタンスの眼光では印象がまるで違う。黒田バズーカの本気度が市場関係者の財布を揺さぶった。マネーゲームに参加する手練の狼は多くのものを見抜く。そういう目を持っている。本田氏の政治思想も好ましい。基本的に安部総理と価値観を共有しているといっていいだろう。元財務官僚にしては珍しいほどの気骨を持っている人物だ。株価も気がつけば2万4千円を窺いそうな気配で、高値圏を維持したまま推移している。ほかにも何人か名前が挙がっているが、果たして、白から黒へ、黒から色は変わるのか。乞うご期待。

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