12月5日 朝

スマホ老眼が子供たちの間にも増えているという記事を目にした。コンタクトレンズの世話になる若年層の増加が止まらない。ここ最近の進化でもっとも発展を遂げたのはモバイル端末の需給で、これはまず間違いないとして、その危険性についてはこれまでまったく触れられてこなかった。利便性の向上、消費意欲の活性化に寄与したことは事実だが、いっぽうで歩きスマホによる事件事故の多発、先の子供たちに蔓延する視力、学力、体力の低下、依存症、コミュニケーション能力の劣化、睡眠時間の不足、こちらは挙げればきりがない。特に就寝前のスマホ操作は確実に睡眠の質に影響を与える。ここにきて厚生労働省もようやく気づいた。最近では注意喚起ポスターも繁華街のいたるところで見受けられる。ハフィントンポストの創業者アリアナハフィントンはスマホを絶対、寝室に持ち込まないというが、これは妙案で、充電箇所を寝室以外に設定しておけば割と容易に習慣付けられる。以前は携帯電話と呼称し、主軸はあくまで電話機能にあった。それも今は昔。音声通信自体が時代がかっていて同期性はあまり意味がなくなってきた。格安スマホなどは最初からデータ通信機能に特化したものも多い。ただ、危険性が指摘されたところで、この波は今後、とどまることはないだろう。まだまだ成長する分野のひとつだ。個人的にも、むしろ利用頻度は増えていて、作業によっては1台では足りない。パソコンのマルチモニターに慣れた人間にとって、スマホといえ例外ではなく、2画面以上あるほうが望ましい。外出先で歩きながら2台のスマホを眺めている輩を見かけたら正直、馬鹿の見本にしか見えないが自分もおそらくそう思われているのだろう。ハワイでは歩きスマホに罰金が科された。日本でもこういった傾向は強まるはずだ。歩きスマホの危険性を研究する愛知工科大の小塚教授によると、歩きスマホ時の視野は通常の20分の一で「人間はふたつのことを同時にすると興味が強いほうに集中する。たとえ何かが視野に入っても脳では認識していないので事故につながる」と指摘する。スマホの登場により生活は劇的に変わった。株の売買にしても以前の携帯の小さな画面での取引ではなく、ほぼパソコンと変わらない感覚で操作できる。買い物も楽だ。情報も出先で瞬時に得ることができる。情報を記憶しておくこともない。財布代わりにもなる。ギターのチューナーもいらなくなった。アプリという名のツールによってたったひとつの端末に集約でき、しかも持ち歩くことができる。便利で快適。これから、ますます依存度は高まる。しかしながら、多くの文明の利器が諸刃の剣のごとく危険性もかねそろえていることを忘れてはならない。包丁がたまにひとを刺すように。

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