12月4日 朝

M1グランプリ決勝の最中、まさかの寝てしまうというハプニングを経て今朝を迎えた。夜の半分をソファで眠るという暴挙に何か億劫な気分で風邪をひいたかもしれない。昨夜、6時過ぎに買い物に出かけたのだけれど、そのとき眺めた月がきれいだった。ひさしぶりに満月というものをみたが、空気が澄んでいるのか普段より格段に明るく感じた。それもそのはずで、先ほど、知るところによれば、昨夜の月はスーパームーンだった。燦然と輝く月は冬の夜空の演出というものだろうか、月という衛星のおかげで地球の夜はあざやかにきらめく。今も昔も変わらぬ普遍の物語が月によって育まれる。月を内包する歌は数あれど、今とっさに浮かぶのはハリーのミッドナイトサン。歌詞の世界観が好きでたまに弾き語ったりもするのだけど、特に好きな部分は「ひとりさまよえば闇にも慣れるだろう、月のひかり頼りに歩こうか」というところで「道さえあれば充分だろう」と続く。聴くたび、弾くたびに名曲を実感する。月と人類の結びつきは古い。とりわけ日本人は万葉集で詠まれたように月に秘めたる思いを持っていて関心が深い。米国、ロシアがすっかり見放したあとも日本は執着を持って探査を続けてきた。その月探査が近年の研究でやはり鉱物資源の存在が見込まれるのではないかと再び注目を集めている。有人探査に関する先ごろの一報に加え、一昨日、内閣府宇宙政策委員会が正式に計画に参戦する方針を固めた。かぐやの打ち上げから10年の歳月が流れ、節目の時期というか、当時、月面から届けられるハイビジョンはほれぼれするほど鮮明でなにか信じられない心持ちがしたものだが現実はさらに加速するようだ。有人探査に欠かせない日本のローバー、ハクトも今回、月に臨む。ローバーと聞くと、宇宙兄弟ヒビトの月面での活躍シーンが頭に浮かぶ。昨日、たまたま宇宙兄弟の32巻が本屋の店頭に置かれているのを見つけた。連載中のモーニングでときどき見かけるが、もうこんなに発売されているのかと少年時代の夢を思い出すような甘酸っぱい気持ちになった。とうとう日本の宇宙飛行士が月面に着陸する。その日が現実のものとなる。そのとき、何を語るのか。名言は時空を超え、100年先の日本人に語り継がれる。

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