3月4日 朝
ワイドナショーで高校無償化について論じていた。対立軸としては、鈴木おさむ氏が高校教育の重要性を説き、今ちゃんが高校入っても勉強せえへんやつはせえへんみたいな論調。高校進学率が90パーセント後半の昨今、高校はすでに義務教育という視点はオズワルドの名前失念のひとの意見に近い。公立か私立ではなく、公立で高等教育が学べなくてはおかしい。それに対し、塾代がかさむようになるという見解もあり、少数の話し合いですら、さまざまな問題点があふれだすというのに、よく維新は主張を通したなといまさらながら腹が立つ。鈴木氏の思想をまったく存じ上げないが、これが一般的な考えとしたら、かなりエリート寄りというか、性善説に立った見方だと思う。教育こそすべて。未来への投資イコール高等教育。教育を受ける機会を全員に。200万人いた団塊ジュニア世代の昭和と違い、70万人を割りそうな出生率の令和のゆくすえ。まっとうな見方におもえる。というか、正論だろう。教育イコール投資。されど、うがった見方をすれば、これは年金100年安心みたいな議論に近いものを感じる。仏つくって魂いれず。高校無償化で高校に放り込めば誰もが勉強するという安易な結論に立てば、これは義務教育以外のなにものでもない。では、義務教育の場で何が起こっているかという現場目線に立つと、おそらく今ちゃんの所見がぴたりとはまる気がする。中学時代を思い出すと、授業中に煙草を吸っていた。教科書は燃やした。ほかに何をやっていたか。机に歌詞を彫っていた。安全ピンで左腕に入れ墨を彫っていた。中学二年にもなると、授業に出ないやつもちらほら出てきた。ひさしぶりに学校にきたなと思うと、学内のビーバップより、湘爆寄りに変身していた。どこに勉強する隙間があったのだろう。こんなバカたちにただでさえ社会保障費の上昇であっぷあっぷする現役世代の税金を投入する。バカとバカのバカ騒ぎ。教育は性善説に立つと失敗する。性悪説に立って初めて道筋が見えてくる。少年院や軍隊に放り込むほうがいいんじゃないの。