8月12日 朝

夏場の男性のにおいに言及した投稿をして所属事務所をくびになったフリーアナウンサーが、今度は青山プロダクションにも契約を解除された。アナウンサーなので所属事務所はわかるのだけれど、この青山プロダクションは何をしている会社かというと、ビジネスマナーの研修や講演を行う会社。この会社を通じて、某フリーアナウンサーはハラスメント防止研修講師として仕事をしていた。ジェンダーハラスメントだ、女性だってくせえやつはくせえんだよ、というような反発を受けて、しれっと投稿を削除したことも火に油を注ぐ行為としてさらに炎上を加速化させた。どういうことを書いているかというと、まあ、当然のような気がしないでもないことを書いているのだが、男性に限定したことが失言の一因であることはまず間違いなく、30年前のセクシュアルハラスメントブームから世は一転、今はジェンダーハラスメントの時代なのだなあと痛感した。くさいのは苦手。わかる。じゃあ、どうするか。マスクを着けなさい、と自己防衛に徹するしかないコロナ後の現実に絶望する気持ちもわからないでもない。マスクをしましょう。「そうです、私が美容バカです。まんきつ著」のなかでとても破壊力のある4文字の言葉を挙げていた。それが「くさそう」だった。これは、ブス、とか、デブ、とか、ハゲ、とか身体的特徴を捉えて発する侮蔑よりもじわじわと効いてくるというか、最も尾を引く、ショックで、立ち直れない、ダメージの深い言葉みたいなイメージで書かれていて、立ち読みしただけなのでディテールは異なるかもしれないが、とにかく、ぐさっと傷つく形容詞みたいな書かれかたをしていたと思う。このフリーアナウンサーの写真を見たが、顔がくさそう。