8月7日 朝

あいつら恥を知らねえのか。森の石松が都鳥三兄弟の評判を聴いて本気で驚くシーン。恥を知らない人間がいるなんて。恥を習わなかったのか。恥をかいたことがないというのか。なんてこった。ぱんなこった。というわけで、今回のフランスはパリーのオリンピックに本気で驚いている人間のひとりとして、今朝のヤフーニュースでひときわ目を惹いた以下の記事を取り上げる。「フランス人よ、恥を知れ!われわれはここ数十年で最悪の五輪を見せられている。何から始めればいいのか。審判の偏った判定からか?それともセーヌ川の汚染の話か?」ギリシャ人記者の書いた手記のような雑文だが、ものの本質を見事に言い表している。恥を知らないフランス人。恥ずかしくて顔を赤らめるなど今まで経験したことがないのだろう。だから、いけしゃーしゃーと金メダルを持ち帰ることができる。恥を知っていれば、メダルを辞退して自腹をかっさばくのが本筋というものだろう。でも、無理。恥を知らないのだから。恥を知っている人間たちはどこにいるかというと、山にいる。本物の登山家たちは恥を知っている。近年、軽装で富士山に登り、遭難するという案件があとを絶たないが、本物の登山家たちは恥ずかしくて目も当てられないと嘆いている。本物の登山家たちは山を侮らない。どころか、山を畏敬する。恥を知っているから。人間の分際であると身の程をわきまえているから。山を登る理由はなんであれ、恥を知っていることが大前提であることはまず、間違いなく、某石丸元市長の決め台詞のように軽々しいものではないことも敢えて、付記しておく。恥とは。辞書を紐解くと、世の人に対し、面目、名誉を失うこととある。なるへそ。または、自分の欠点、失敗などを恥ずかしく思うこと、ともある。なるへ~そ。明日に続く。