3月24日 朝
遅ればせながら、トップガンマーベリックを観た。bgm代わりに流していたのだが、途中から引き込まれた。作業の手を止めて、最後までわくわくしながら見終えた。トム・クルーズといえば、ミッションインポッシブルシリーズばかり贔屓にしてしまって、その他の作品を軽んじてしまう傾向があるが、その他の作品もやはり一級品なのだった。この間のアカデミー賞授賞式を見て、大好きだったロバートダウニージュニアが少し嫌いになった。ピックアップアーティストのころから大ファンだっただけにアジア人蔑視とも取られるあの態度にはがっかりだ。ただ、俳優としては今も最高だと思う。そういった見地に立つと、心技体すべてそろったスーパースターは今のハリウッドにはトム・クルーズしかいない気もする。俳優としてはもちろん、経営者として、家族持ちとして、いい噂しか聞こえてこない。早くミッションインポッシブルの最新作を観たいものだと無料化するのを心待ちにしている次第。トップガンといえば、思い出すのはあの音楽で、80年代を彩る名作のなかでも突出して露出の多い作品だった。カクテルを除けば、トムの代表作として記憶に残っている映画好きも多いと思う。トップガンがあまりに日本で大ヒットしたせいか、オマージュというか、リスペクトというか、はっきりいって、ありのままにぱくりにぱくった邦画が作られた。こちらも覚えているひとがきっといることだろう。その名も、ナイスガイ。織田裕二主演、いまはなき古尾谷雅人助演の伝説的シネマだ。内容はないようとそのひどさは語り継がれるほどだが、トップガンが日本に、世界に与えた衝撃はすさまじいものがあった。あの80年代の名作が戻ってきたと騒がれたのはコロナのころだが、確かプロモーションのためにトムは来日したと思う。当時はミッションインポッシブルの最新作がホットな話題だったので、トップガン、今?なんで?という感想を持ってしまったが、見終わった感想は最強。観てよかった。もう一回ぐらい観るかもしれない。