3月16日 朝
定期的に観たくなるアニメにペリーヌ物語の最終回がある。正確には最終回から4つ前の回「幸せの涙がこぼれる日」なのだが、これはもう最終回といっていいと思う。数あるアニメの最終回のなかでも最も感動的で、カタルシスも存分に味わえる。フランス人作家エクトールアンリマロの家なき娘が原作。赤毛のアンとともに原作を読みたいとずっと思っている作品のひとつ。アニメは日曜夜の世界名作劇場で1年にわたり放映されたが、あの当時の世界名作劇場は勢いがあって、ペリーヌの前作があらいぐまラスカル、次作が赤毛のアン、さらに次がトムソーヤの冒険、続いて、ふしぎの島のフローネ、南の虹のルーシーと当時を知る者にとってはまさにゴールデンなひとときが繰り広げられていた。たまーに観たくなって、動画サイトを漁るのだが、出会えるのはスペイン語とかインド語とかばかりで、日本語のものはハイライトシーンしかなかったりする。昨日はハイライトシーンすらスチールものしか見当たらなかった。そんなとき、役に立つのがアマゾンプライムというわけで、探すと、あった。フローネもあった。地上波テレビ番組で終わってほしいランキングが注目されるなか、復活してほしいランキングも同様にアンケート調査してほしい。個人的にはまんが日本昔ばなしと世界名作劇場がその筆頭となるが、ほかにもタイムボカンシリーズなんかいまの時代に観たら楽しいかもしれない。二代目のっぽさんもいい。のっぽさんといえば、サラメシのあのひとも昼を食べたを観ると、時代のはかなさをいつも痛感するのだが、先日もそうだった。振付師の夏まゆみさん。普段は野菜中心の食生活を送っているが、ここぞというときは肉を食べる、というわけで、紹介されたのはステーキだった。のっぽさんは何だったっけと検索すると、蕎麦屋のうどん。ここはオムライスで決めてほしかったが、実にのっぽさんらしいメニューだった。のっぽさんが食べていそうなメニューとでもいうか、なんというか白めしをがっつりかっこんでいる姿が想像できない。やはり、うどんかそば。あって、ラーメン。食生活といえば、サライの朝めし自慢が最終回を迎えた。我が家にも「定番、朝めし自慢」「続 定番、朝めし自慢」「最新、朝めし自慢」「新世紀版、朝めし自慢」の四冊がある。まだ、続いてたんだという思いはさほどなく、笑点みたいなものでずっと続いていくと思っていた。たまたま立ち読みしたサライで唐突の最終回を知った。こちらも復活を願う。