3月13日 朝
明日はホワイトデー。男性が女性にバレンタインのお返しをする日、などと書くと、昨今のLGBTな社会にあってはこれも差別的といわれかねないが、婚活だけは男性と女性、あるいは女性と男性の姿しか思い浮かばない。というわけで、遅ればせながら、ノンフィクションの最新版婚活の回を観た。題して「結婚したい彼と花序のの場合~令和の婚活漂流記2024~」snsで大きな反響を呼んだとヤフーニュースに書かれていたが、実際はどうだったのだろうとその後のインタビュー記事を読むと、やはりすごかったらしい。密着会員三名のなかでも特に注目を浴びたのが30歳の男性会社員、進藤さんだった。何が大衆に受けたのか。それは、ひとえに進藤さんの人柄にある。揚げ足を取られやすいキャラというか、ネガティブな連中にとって絶好の素材だったのだろう。ただ、進藤さんのお見合いというか、交際のやり取りを見ていて、ドラマ結婚できない男の裏テーマが結婚できない女だったように、どちらかというと、女性側のほうが結婚に向いていない気がしてならなかった。いきなり価値観を否定されたと怒り出した女性は明らかに結婚向きではない。結婚生活を続けるうえで価値観を犠牲にする、せざる得ないことはこれでもかと訪れることだろう。そのたびに顔を火の玉にして怒り狂うのだろうか。結婚生活は3日で終わるだろう。さらに一日、10時間勉強しているという時点で、もう結婚する気ないじゃん、と時間の無駄なのはおそらく進藤さんのほうなのだった。進藤さんのプロフィール写真を見ると、かなりの有望株に思えるのだが、会員の女性たちは何を勘違いしたら、あのような発言に行き着くのだろうか。婚活事情を見ていておもしろいのは男性よりも女性のほう、と今回も過去の例にたがわず深く頷かずにはいられなかった。しかし、なかにはご成婚まで発展した例もあり、それはそれでテレビ的にも結婚相談所的にもよかったのだろうが、たぶん二年でわーかーれーるけどー、とヤバティーの歌が胸にこだましたのだった。