3月8日 朝
昨日はサウナの日。どこで知ったかというと、ジムで走りながら据え付けのテレビで知った。今まで通っていたジムにはテレビがなかった。今のジムにはトレッドミル一台につきテレビも一台ついてますという快適ぶり。たぶん、ひるおびだったと思う。3と7のごろ合わせから、日本サウナスパ協会がこの日をサウナの日に決めた。この協会の名前をよく目にする。どこで目にするかというと、漫画サ道でよく見る。10数年前に上梓した一冊の本によって、作者であるタナカカツキ氏をサウナ大使に任命したのがかの日本サウナスパ協会なのだった。空前のサウナブーム。日本サウナ総研によれば、2022年時点で日本のサウナ愛好家人口は約1600万人に及ぶ。これはすごい数字だ。正直、日本のフィットネス人口よりも多いのではないか。サウナがいつ頃、日本に広まったかというと、東京オリンピックのとき、欧州各国の要望で選手村にフィンランド式サウナが設置されたのがきっかけ。今ではもう生活のいたるところにサウナが存在する。いいことだと思う。サウナ、イコール風呂なので、普段から身も心も清潔に保っているひとが増えれば、必然的に街の備品も清潔に保てるというものだ。最近、よく聞く言葉に「タイパ」というものがあるが、コスパよりも時代はタイパ、すなわち、タイムパフォーマンスのほうが切実なのかもしれない。サ道の六巻では社屋の最上階にサウナを設置した名古屋のタマディックという会社を紹介していた。そこの社長曰く、サウナで商談することもできるし、裸の付き合いなので部下の課題も聞き取りやすい、みたいなことを言っていた。外気浴スペースでは軽く食事を摂ることもでき、そこで実際に商談がまとまることもあるという。ということで、昨日はがっつりジムのサウナでととのった。どれぐらい滞在していたかというと、五時間ぐらいいた。フィットネス施設がぼこぼこつぶれているというニュースを目にしたが、これからはコスパよりもタイパを重視した施設が増えるのかもしれない。