3月2日 朝

相変わらず時間がない。今までは自宅から徒歩10秒のジムに通っていたのだが、三月から車で10分のジムに鞍替えした。これによって準備が今までより大変になった。着の身着のままで通っていたのが、入念な下準備なくして、出かけるのが怖くなった。スマホを家に忘れたら車で10分が加算されるのだ。というわけで、時間を短縮するためにとにかく買い物をしまくっている。時間の損失を物でカバーするのだ。カネの使い方には三つあることを昔、学んだ。すなわち、浪費、消費、投資の三つ。浪費は論外だが、意外と混同しやすいのが、消費と投資の違いであって、わずかな出費を消費と間違えて、買い控えていると、その分、人生の限られた時間が浪費に回されかねない。人生のすべての時間をポジティブに使いこなしていくことがいかに大切か、年を追うごとに気づかされる。ミュージシャンのヒロト氏が俳優の松重さんとの対話のなかでいっていたことに今、感銘を受けている。「犯罪しなくてよかったな」その通りだブラザー。犯罪をして、捕まって、数年間を牢獄のなかで浪費する。これほど無駄な時間の使い方はない。たとえ、イケてない数年間であっても社会のなかで息を吸うことはそれだけでアクティブな行為なのだ。正義感とも少し違うし、なんに例えるのが正解かわからないけれど、夜中、交差点の真ん中で缶拾いをするじいさんは善良なのかどうかの問いに近い。浪費、消費、投資に当て嵌めると、おそらくこれは浪費行動なのだと思う。似たようなニュースがあった。「大麻栽培にカキ殻を使った会社役員の男逮捕」体に入れるものなので、極力、化学物質を使いたくなかったのがその理由。会社役員とあるが、このひとも浪費のひとなのだろうな。