2月15日 朝
昨日はタンクトップとハーフパンツというスタイルでお出かけをした。二月というのに陽気は春本番。似たような恰好の人間を探したが、そこは日本人。マスクを外しなさいといっても周囲を見渡してから決断する民族だ。残念ながら冬を引きずった人間ばかり。されど、さすがにダウンはないだろうとは思った。今朝は今朝で壁に黒い点を見つけた。よく見ると、そいつの正体は蚊なのだった。バレンタインの翌日に蚊を発見。名ばかりだった立春もそろそろ麗らかに思える時代に突入したのかもしれない。今日はおそらく春一番が吹くといわれている。春一番は地域によって微妙に定義が異なるが、近畿地方の場合、南高北低の気圧配置で、立春から春分の間に吹く風速8メートル以上の南よりのかぜが目安となる。南より、というのはだいたい南の方角から吹く風のことを指す。こういった知識を何によって得たかといえば、主に、気象のしくみ天気図のみかた、監修木原実氏&プロが教える気象天気図のすべてがわかる本、岩谷忠幸監修の二冊によって得た。ふたつの本を読破したあと、テレビの天気予報を見ると、等圧線の間隔でその日の天候がわかったり、予報士の解説がよく理解できたりと、以前よりはるかに天気について詳しくなった。というか解説がより楽しくなった。最近のおきにいりは塩見さんだ。2月15日の春一番。めっちゃ早く感じるが、一昨年は関東地方で立春の日に吹いたことを考えれば、さほど早くなく、かといって、遅くもない春一番の到来となりそうだ。春の嵐のあとはまた冬型に逆戻り。寒暖の差が激しく、タンクトップにハーフパンツのあとはいきなりロングコートを羽織ることになりそうだ。