2月14日 朝

ハッピーバレンタインデー。バレンタインの歌といえば、バレンタインキッスしか思い浮かばないが、調べると、二つ三つは知っていた。あと10年もすれば、また何曲か名曲が生まれるのだろうか、と遠い目をしらながら、考えることといえば、花粉症の症状のことばかりで、バレンタインの時期にくしゃみを連発している。12月に蚊は飛ぶし、7月に雪が降っても驚かないが、それはたぶんないだろう。今年も花粉が怖い。去年は人生史上、最大の花粉症対策をしたにもかかわらず、つらくて、しんどくて、大変で、かゆくて、鼻水が止まらなくて、それはそれは苦い思いをしたのだった。せっかくマスクを外せるようになり、おおっぴらに顔をさらして歩けるようになったというのに不織布マスクが手放せない状況。なんならコロナのころよりよっぽどマスクの重要性を認識した時期でもあった。今年はどうか。昨年よりも花粉が飛ぶという。もうここまできたら個人の力ではどうしようもない。なし崩し的にはじまった花粉症対策委員会だが、機能していたかというと、とんでもでべそで、高橋洋一先生がおっしゃっていたようにやる気を見せて世間をけむに巻く役人の悪い癖が出たような施策に過ぎなかった。今年は本腰を入れて、取り組んでいただきたい。というのも花粉症の活性化と経済の活性化は反比例の関係性にあるからだ。花粉症が活発になると、そのせいで労働者の生産性が落ち、気力ややる気を失わせてしまう。目をかきながら、鼻をかみながらでは戦えないのだ。あの永ちゃんだって、盲腸を切ってから上京したのだ。腹押さえながらでは戦えないと思ったから。花粉が本格的に舞うまえに官民一体となって、コロナ同様の対策を講じてもらいたい。今年は花粉症に悩まされず、この時期をやり過ごす。敵は次々にやってくる。ピーエム2.5とか、黄砂とか。チョコを食べながら戦々恐々と三月の声に耳を研ぎ澄ますのだった。