2月11日 朝

建国記念の日。世間は三連休のどまんなか、ということをすっかり忘却していた。ついでにスーパーボールの日程も失念していた。おさらいしておくと、明日の朝8時半から。東京ドームフォーデイズを終えて、テイラースウィフトがアメフト会場に駆けつけるということだが、そのままハーフタイムショーに飛び入り参加したらおもしろい。さて、今朝もニュースに事欠かない。ぱっと目に飛び込んできたのは藤井壮太2024年初黒星。どんな強者であっても土がつかないことはない。あの名横綱、千代の富士だって、1045勝の裏には437の黒星があるのだ。藤井壮太だって負けることはあるのさ。永ちゃんだって何かのインタビューでいっていた。「矢沢さんの人生のなかで負けたことってありますか?」そんなもんなんぼでもありますよ。もうちょっと表現はえぐかったが、あの永ちゃんだって負けを乗り越えて頂点に君臨しているのだ。先日、森やんの68歳に驚いたが、永ちゃんは今年75歳になる。古希どころか、来年は数えで喜寿だ。いつまでステージに立ち続けるのか。ファンの多くは、というか、ファンであれば、いつかその日が来る日まで、とことん矢沢永吉を見つめ続けることだろう。というわけで、土がついてなんぼの人生。最近、よく見ているのが二子山部屋のユーチューブチャンネルで、相撲部屋のちゃんねるは昨今、乱立傾向にあるが、二子山というメモリーなネーミングと力士の初々しさにこの部屋のチャンネルばかりを贔屓にしてしまっている。最初は当然、フードチャンネルな魅力に引き込まれたわけだが、最近は場所の成績まで気になるようになってきた。部屋、唯一の関取、狼雅関は来場所、再び幕内に上がる。十両転落から一場所で返り咲き。問題はその下で、生田目と書いて、なばためと読む部屋のムードメーカー生田目が幕下12枚目で5勝2敗と勝ち越した。十両まで届くかというと微妙なところだが、過去最高位の7枚目はクリアするかもしれない。二人目の関取の誕生ももう間もなくかも。作家の色川武大といえば、9勝6敗理論が有名だが、これは人生訓のなかでも最たる教訓であって、全勝なんて無意味なことを目指すのではなく、9勝を目指して勝ち進めばいいのだ。たまにはこける。でも、立ち上がれば済む。雨が降ったら、傘さしなはれ。そうやって人生は深んでいくのだよ。