1月31日 朝
今日で1月も終わり。怒涛の睦月となったのだった。まさか、元日に大きな地震が起きるなど予想もできず、さらにいえば、身内にいろいろあり、あ、ちゅうまに正月気分が吹き飛んでしまった。光陰矢の如し。思い返せば、さまざまな情景が。されど、どんな状況でも前を向かなければならない。大阪城でも梅が開花したというし、振り向いている暇はなさそうだ。そんな感じで、最近、すごいなあと思ったのはヤン坊マー坊の9代目キャラクター。近未来的というか、斬新というか、身長も一段と高くなった。オリンピック同様、何代目のヤン坊マー坊を覚えているかで、年齢がばれそうだ。ヤン坊マー坊がはじめて登場したのが1959年。昭和34年。ということは、うろおぼえだが、スタークラブのヒカゲと年齢が一緒のはず。2代目が1964年。一回目の東京オリンピックの年。ここまでは白黒なのだが、1968年の3代目からカラーになる。ここからじゃっかんのマイナーチェンジを経て、劇的に変化するのが2019年、令和元年のヤン坊マー坊。まず、Tシャツのyとmの文字が消える。正直、2019年の変化以外は似たり寄ったりなので、1988年、1995年、1999年、2009年のどのヤン坊マー坊を覚えているかは定かではない。ただ、その変遷はなかなか興味深いものがあり、時代の節目節目で変わっていることがわかる。初登場時の1959年に何があったかというと、伊勢湾台風があった。台風災害では日本史上最大で未曽有の被害を出した。1964年は東京オリンピック。1968年はベトナム戦争の最中でキング牧師事件があった。1988年はバブル、バンドブームのころ。もしかすると、覚えているのはこの年に登場したキャラかもしれない。1995年は阪神大震災。1999年は世紀末。2009年リーマンショック。そして、令和元年。さらに9代目誕生となった今年は能登地震。いい時も悪い時もヤン坊マー坊は時代の趨勢を見つめているのだった。グローバル一般投票で選ばれたそうだが、これも国際化の流れか、9代目キャラはヤン坊マー坊というより、ヤンとマーといった具合。2024年のキャッチコピーはサスティナブルフューチャー。ヤン坊マー坊も新しくなったことであるし、振り向かず、立ち止まらず、常に前を向いて、明日から二月を迎えましょう。