9月12日 朝
紅葉の季節になると、宿泊料がぐんと跳ね上がるので、いまのうちに京都に行っておこうとここ数週間、毎週のように週末は京都旅行を楽しんでいる。どこか訪問したり、なにか体験するとか、特にそういうこともなく、ホテル滞在がメインで、夜は近隣の居酒屋めぐり。ひたすら大浴場と部屋を行ったり来たりという京都じゃなくともどこででもできるのではないか、みたいなスタイルに果たして京都旅行といえるのか疑問だが、これはこれで楽しいのだった。神社仏閣でいうと、毎回、必ず眺めるのは東寺の五重塔で、通り過ぎるたびに不思議な心持にされる。古いものと新しいものとの融和。京都の町と街。ひとことでいうと、京都は古くて新しい新陳代謝を繰り返す都市、新鮮な京野菜を見本のようにして発展した都市ととらえることができる。女性が京都に惹かれる気持ちがわかる。洗練された都文化が女性特有の感性と琴線にことさらに触れるのだろう。近年は外国人だらけのイメージだが、ホテルに泊まると、それは如実に実感する。朝食ビュッフェ会場で周りを見渡すと、ここは欧米ですか、という雰囲気に、は、とさせられることがある。昨日の朝がまさしくそうだった。京都と奈良。奈良と京都。来週はそろそろ奈良に行ってみようか。さて、頼んでいたギャバが届いた。予定より二日ほど遅れて到着した。遅れる、というニュアンスが大嫌いなので、宅配ボックスに入っている時点で頭にきていた。頭にきたが、飲んで寝た。よなか、二時半ごろに目が覚めたが、寝起き感は悪くない。ひとつぶでギャバ500ミリ。ネルノダが100ミリなので一回で5本分ということになる。これからは欠かさずギャバとビタミンcを飲んで寝ることにする。睡眠の大切さが日に日に身に染みる初秋の訪れなのだった。