9月5日 朝
二週連続京都旅行。今回は烏丸、河原町といった繁華街を無視し、宿泊先である四条大宮界隈を散策。四条大宮といえば、立ち飲み庶民発祥の地であり、はじめてこの地に降り立ち、巨大看板を見たときは感動した。立ち飲みのあるべき姿を発見して感銘を受けたのだった。最近、確認すると、庶民開業が2013年。もしかすると、開業直後に見かけたのかもしれない。発祥といえば、餃子の王将一号店も四条大宮にあり、目の前に石碑が建てられている。めしばなで聖地巡礼をする回があり、それで知っていたが、いざ、目の前にすると、そんなことはすっかり忘れており、観光案内マップを見て、その事実を思い出したのだった。王将の隣には松ちゃんがおいしいと褒めたキョウイチというカレー中華が有名な老舗がある。日曜の夜。王将は満席だったが、京一はがらがらだった。駅前ビルにある鳥貴族で最初の一杯を済ませ、四条大宮の夜がはじまった。先週、訪れた365酒場のメニューがとにかくまずかったので、鳥貴族の定番に救われる思い。キャベツ盛りを注文するとき、いつもマヨネーズをもらうのだが、ミッキーマウスみたいな盛り付けで出てきた。遊び心満載のこういう小細工がうれしい。ひさしぶりに釜めしもいただき、大満足で店をあとにする。いよいよ四条大宮庶民デビューのときが近づいてきた。一杯ひっかけるために、一杯ひっかける。常連が多そうな店に突入するときの鉄則。中山ひでさんが銀座に服を買いに行くための服を渋谷で買うとテレビでいっていたが、それに似た心境かもしれない。庶民といえば、とにかくぎゅうぎゅう詰めで有名な店。店内の様子に怯みつつ、がらがらと戸を開ける。意外や意外。客の入りは7割程度といった具合。入口の酔客に、すごい筋肉、と声をかけられる。確かにタンクトップから胸筋が盛り上がっている。うれしかった。明日に続く。