9月27日 朝

アイルランド体操協会の露骨な人種差別に対する言い訳がひどい。
アイルランドの体操協会は22日、大会後に保護者の1人から人種差別的な行動の指摘を受け、8月に解決していたとする声明を発表。担当の職員は意図的に飛ばしたわけではなく、ミスに気付いてすぐ、選手が会場を去る前にメダルを渡したと説明した。声明によると、職員は「悪意のないミス」について「深い遺憾の意」を表明し、選手と家族に直接謝罪したいと申し出た。拒否されたため、書面で謝罪したという。これに対して選手の母親は先週、国内紙アイリッシュ・インディペンデントとのインタビューで、苦情は未解決で謝罪文も誠意がなかったと主張した。
これでは、そら、謝罪を受け取ったと家族は思えないだろう。人間だもの、ニューマンエラーはつきものじゃないの、と1000歩譲っても、動画を見る限り、これは意図的であると断言できるし、悪意がみなぎっていることも見て取れる。白人カメラマンも黒人少女を無視している。一番、腹が立つのはミスに気付いて会場を後にする前に少女にメダルを渡したという説明。差別を正当化する最も卑劣な行為であり、こういった嫌悪に満ちた取り繕いを過去、何度も人類は目にしてきた。メダルを待つ少女がわくわくどきどきという感じで最初はニコニコしているのだが、メダルを首にかけられることなく、順番をすっとばされて、周りのオトナは誰も注意することなく、メダル担当者は通り過ぎていく。少女の顔はとたんにくもる。少女の負った傷がいくばくか想像すると、悲しくてせつないが、見ているこちらも傷ついた。貧しかった子ども時代をおもいだした。差別の質はそれぞれ異なるだろうが、人種差別は差別の根源にある。ジャニーズの失敗記者会見同様にアイルランド体操協会の言い訳は、もしかすると、解散につながるのかもしれないたぐいの言い訳であり、迷惑ユーチューバーといい、腹の立つことが多いここ数日だ。

9月26日 朝

車内のbgmにとブックオフでたまたまミスタービッグのアルバムを買ってみた、ミスタービッグといえば、ポールギルバートのいるバンドだなと思い、購入したのだが、これがかっこいい。ヘビメタとかハードロックも毛嫌いせずに聴いてみるものだと解散してからずいぶん経つが、遅れてやってきたミスタービッグブームなのだった。特に気に入ったのが7曲目のイフザットワットイットテイクス。日本語に直すと、必要であれば、みたいな意味で各ミュージシャンがこぞって曲名にするような言葉。この曲ではギターヒーロー、ポールギルバートのなりはひそめ、ブルースのようなリフが延々と続き、ソロパートでも哀愁に満ちたさりげないチョーキングが心地いい。朝、ラビットという番組にとあるバンドが出ていた。ドラムカウントで演奏がはじまり、ロック調の激しさに期待させたが、ボーカルの声が響いた瞬間に消してしまった。最近の日本人ボーカリストってなんでこんなファルセットを多用した歌い方ばかりなのだろう。ミスタービッグを聞いて、ボーカルとはなんぞやと考えてほしいものだ。イフザットの歌詞のテーマは愛なのだが、人生全般に通ずるやり直しの歌でもある。古いか新しいかなんてまぬけなやつの言い草だった、と昔、長渕氏は歌っていたが、本当にその通りだとおもった。1996年に発表されたヘイマンに収録された曲。1996年といえば、ランシド結成の年でもあるが、日本のロック市場は不毛の時代だった。バブルが弾け、あっけなくバンドブームが終わり、2000年代中盤から息を吹き返すまでの長い暗黒の10年。されど、終わったわけではなかった。ロックは続いていた。いまさらながら、あの時代のロックを漁ってみようかなあと考えていて、ミスタービッグといえば、トゥービーウィズユーでしょう、というわけで、早速、本日、探しに出かけるのだった。

9月25日 朝

コストコで初めて買い物をした。ブランケットのほかにビタミンcをかごに入れ、bコンプレックスは迷ったが今度にすることにした。コストコのビタミンcは以前から目をつけていた。一粒500ミリが500粒。これで1300円。ここまで安い商品はもうない。もうない、というのは以前であれば、500ミリ250粒の21センチュリーのものがコスパに優れていたが、値上げして1,000円を超えている有様なので、長らくこの商品の世話にはなっていない。国内であれば、ディアナチュラのものが比較的安価。dhcは添加物の点で却下。では、ビタミンcは現状、何を使っているかというと、二種類を愛用しており、ひとつは21stの持続型500ミリ。もうひとつがゴールドcの1000ミリ。ただ、このふたつはがばがば飲むにはもったいないので、むやみやたら服用用にコストコのビタミンcを追加するのはありだと思っていた。なにせ、安い。買うにはこのタイミングだと思った。ビタミンcと同じく、日々の生活に欠かせないビタミンb群は今、飲んでいるb50がなくなれば、含有量は減るが、コストコのbコンをメインにしてもいいかなあと悩み中。コストコのレジは空いていた。とはいえ、列がないわけではない。むろん、並ぶのも初めて。色川武大に学んだことのひとつ。ケンを切ること。とにかく観察すること。カートの中身をコンベアに自分で載せることは知っていた。しばらく観察を続けると、前客の商品との境目に棒のようなものを置き、区分しているひとがいることがわかった。な~る。コンベアの上をよく見ると、サイドに仕切り棒のようなものがいくつかある。無事、これを活用し、レジを突破することができたのだった。最後の関門は出口付近でいつも見かけるレシート確認だった。あれは何をしているのか。おそらく駐車場のサービス券に関連するのではないかと目星をつけていた。果たして、お声がかかったのだった。スタッフがレシートと商品をチェックする。なんのことはない。万引き防止とかそんなたぐいのチェックだったのだ。こうして、はじめてのコストコの買い物が終わったのだった。ビタミンcはカプセルではなく、タブレットなので、一気に飲まないとすっぱい。これだけご注意を。