1月31日 朝
全国旅行支援を使って、西心斎橋のホテルに泊まった。今回は大阪きてなキャンペーンとのコラボ期間中で2000円クーポンに3000円を上乗せされたひじょうにお得なプラン。さらに飲み放題のついたホテルとあって、大阪ペイをほとんど使用することなく旅が終わった。ほとんど、ということは何かに使ったわけで、何に使ったかというと、アメ村名物の甲賀流たこやきと帰りのかっぱ寿司で使った。この時期に回転すしを利用するなど、なかなかに肝っ玉の据わった御仁であると勘違いしてくれるとうれしいが、実際はホットペーパーのポイント期限が今月末に迫っていたからというしみったれた理由で、朝食の余韻が続く満腹を抱え、食べたくもない回転すしを利用したのだった。はま寿司のワサビ載せ動画が拡散したのもつかの間、今度はスシロー湯飲みペロペロ動画が世の中を震撼させている。こら、あかんね、もう、あかんね。個人が実施する対策としてはまずスシローにはぜったいに行かない。レーンを流れてくる回転すしには手をつけない。そもそも回転レーンを用いて商品を届けるチェーン店には行かない。湯呑みはできるだけ中段か、下のほうを取る。箸も中のほうをかきわけながら取る。醤油はかけないか、個別包装のものを貰うようにする。ご注文の商品がまもなく到着します、というアナウンスを受けた瞬間、高速レーンを監視する。わさびを載せようと試みたやつがいたら、そいつの席に出向き、口にわさびを放り込む。これでもまだ十分ではない。湯呑の中段か、下のほうにペロペロしたブツが隠されている可能性もあるし、箸先をすべてベロベロされている可能性もある。そう考えると、客側の生真面目な抵抗だけでは不十分ということになる。店側の迷惑対策、安全対策を考えると、コンビニとかフードコートでよく見かける下から一個づつ引っ張る紙コップにするとか、割りばしは包装紙付きにするとか、わさび、しょうゆ、ポン酢、七味はパッケージされたもの、ガリも個別注文するとかが考えられる。再犯防止対策は加害者側に相当額の損害賠償請求を行うというのが最も実効性のある対策に思えるが、その額については受けたダメージに相当する賠償ということになり、ことによっては億単位の請求も可能かもしれない。米国のような訴訟社会の訪れの後押しと考えれば、今回の事件は回転すし業界に一石を投じたことになる。この事件をどう捉えるか。店側の対応を今後、注視したい。マイ箸、マイ湯飲み、マイ醤油も用意したい。