4月24日 朝
ペイペイグルメの獲得予定マイレージが1000ポイント入る日。それが今日。目覚めると、即、確認。まだだった。こうしたグルメ予約サイトを利用しだしたのはいつだったか、きっかけは定かではないが、めちゃめちゃ利用しだしたのはやはりあのゴートゥーイートキャンペーンのときだった。ホットペッパーとぐるなびぐらいだったのが、10サイト近くを使い分けはじめ、さらにそれらの特典内容やサービスの違いに精通するようになった。くら寿司はイーパークから30回以上、予約した。そして、ヤフーロコの延長みたいなペイペイグルメが誕生したのが昨年の11月ぐらいで、太っ腹なオープニングクーポンをくれた。これに味をしめ、クーポンという言葉に敏感になった。割引も好きだがクーポンはもっと好きな単語となった。現在、年金暮らしのお年寄りはまごうことなき勝ち組世代だとおもう。ひじょうに低い掛け金でひじょうに高い支給額を現役世代から搾取し、平均寿命は伸び、健康寿命も伸び続け、インフラ整備は過去と比べ物にならず、医療技術も発展するばかり。平日、イオンモールで買い物をしていると、見かけるのは暇そうな年寄りばかりだ。中には暇ではない年寄りもいて、買い物に勤しんでいたりする。レジでの年寄りの支払い光景を目の当たりにすると、ひとつの事実に突き当たる。すなわち、現金払いが主だということだ。イオンの場合、ワオンやイオンペイの活用が主流なのだが、この現金至上主義の流れは昨今のキャッシュレス社会にあっても変える気がないように見える。これだ、と気づいたのはもう何年もまえのことだが、現役世代にあってはもう縮小社会のこの国で給料の増加は望むべくもない。物価高はしばらく続くし、社会保障費も増え続けるばかりだ。イオンモールに集う年寄りたちのために払い続ける社会保障費。現状、121兆円の社会保障費は2040年には173兆にまで膨らむという試算もある。どうなる。どうする。そんな声もむなしく、高齢者の胸にはひびかない。勝ち組世代、逃げ切り世代に勝つ方法。それはもうキャッシュレス社会の恩恵を十二分に享受するしかない。年寄りに仮想通貨は見えない。財布に溜まり続けるポイントカードを眺めるばかりだ。年寄りが現金払いをしているうちに彼奴らに見えない通貨を手に入れ続けるのだ。