4月13日 朝
今日から造幣局の桜の通り抜けがはじまる。ソメイヨシノはすっかり葉桜になってしまい、いまはハナミズキと藤が見ごろといったところだが、造幣局の八重桜はこれからが見ごろとなる。毎年、今年の花として、一種類が選出されるが、今年は福禄寿という品種。桜の総数は138品種335本で、今年は伊予菊桜と暁鐘という品種が加わる。今日から19日まで。2年ぶりの開催となったが、完全予約制なので、すでに申し込みは終わっている。今から見たくとも出かけたくとももう遅い。それで、自分の場合はちゃっかり申し込みを済ませていたりして、入場時に必要なキューアールコードもすでに手に入れてある。本当は夜桜を眺めたかったのだけれど、申し込みサイトを見つけたとき、早々に埋まっていた。昼桜も結構毛だらけ猫灰だらけで心配なのは雨だらけ。根拠はないが、たぶん大丈夫だろう。雨の桜もそれはそれでまた一興だ。通り抜けの際の服装は決まっている。昨日もそうだったのだが、昨日は水色のタンクトップにベージュのハーフパンツを穿いた。マスクもロデオクラウンのそれっぽいものを着けた。髪の毛も金髪なので、いわずもがな、それはウクライナ支援を意識したファッションということになる。逆バージョンでは黄色のタンクトップはあるが、下がない。Amazonで買った水色のハーフパンツを持ってはいたが、見当たらなかった。捨ててしまったか誰かにやったか売ったかでどこかに行ってしまったのだろう。Amazonにあればまた買おうと思う。今朝のモーサテを観ていたら、普通にウクライナ戦争という呼称を使っていた。いまだ侵攻などというまどろっこしい偽善的で歪曲的な表現を使う人間がいるとしたら、そいつらの目に映る現実は感情のないからっぽで空虚な幻か蜃気楼のようなものなのだろう。今、起きていることはいうまでもなく幻でも蜃気楼でもない。ウクライナ戦争のさなか、遠く離れた庶民にできる抵抗の一歩が募金であり、怒りの表明の一打がウクライナ国旗を模した服選びとなる。こうした気分になった、というか、きっかけは給油口がウクライナ国旗カラーに塗られた車を見かけたからだ。無言の主張はそのとき確かに胸を打ったのだった。ウクライナ国歌もユーチューブで昨日、はじめて聴いた。なんと美しく先鋭的な曲だろう。特に小麦畑を背景に歌う映像はそのまま日本の稲穂を想像させ、胸が熱くなった。日本とウクライナには共通点がある。それはロシアが隣国だということだ。しばらくウクライナカラーが続く。