1月14日 朝
以前、正義のミカタで出演者の巨人さんがマイナポイントについて複雑でわかりにくいと発言されていた。5000円は大きいおカネ、とつけくわえていたが、結句、もらったのだろうか。その後について言及がないのでわからない。わからないが、なんとなく貰っていないような気がする。それで、そういうひとたちを救済する措置の意味合いも含めて、マイナポイント事業の第二弾が今年の正月元旦からはじまった。マイナンバーカードは取得しているが、マイナポイントはまだ申し込んでいないというひとも対象なので、前回と同様、5000ポイントを獲得できるチャンスだ。健康保険証の利用登録をすでに済ませたひとも対象なので、公金受け取り口座の登録と併せて自分の場合は15000ポイントをもらえる予定だ。この手のポイントについては常に敏感にアンテナを立てているので、とりっぱぐれたことはほとんどないことを付け加えておく。ここポイント。マイナンバーカードの交付枚数は1日時点で5187万枚強。一年前に比べ、約7割増えているというが、それでも交付率は全人口の約4割にとどまっている。これがどういうことかというと、あとの6割の人間の行動様式が肝であって、スーパーやコンビニといった身近な公共機関でいまだ現金払いする人間にさんざ煮え湯を飲まされてきたが、実はこのままでいいのではないかと思えるようになってきた。要は巨人師匠は巨人師匠のままでいいのだ、ということだ。ますます複雑になっていく社会についていけませえんと朝日新聞に投稿するジジイやじゃりン子チエのテツみたいな腹巻万札おじさんや自宅の金庫に4000万みたいなババアへの対処法として、教えず、諭さず、学ばせないという姿勢が大切となる。特に自宅の金庫に4000万みたいな高齢者は積極的に振り込め詐欺に遭っていただこう。これは犯罪ではなく、富の再分配なのだ。ないお金を奪うわけではない。使う予定のないいわゆるタンス預金を社会に還元するのだ。こういうことをいうと、犯罪を助長するような発言ではない、などと、犯罪示唆や教唆や幇助をおそれて、持論を捻じ曲げる輩がいるが、ぬかせ、おたんこなす。あたしゃ入れ歯で歯が立たない。誤解を恐れてびびりながらいうが、特殊詐欺はある意味、芸術だとおもう。その昔は取り込み詐欺という手法が一世を風靡したが、時代は流れ、現代の特殊詐欺はそんなものとは比べ物にならない。ネットショッピングを多用する自分ですらたまに不可思議な現象を目の当たりにする。相談を受けたりもする。振り込め詐欺に関しては本当に富の再分配としか思えない事例ばかりなので、正直、注意喚起したり、阻止したり、説明したりする銀行窓口もどうかと思う。時間を割いてまで、そんなことをする必要性があるのだろうか。騙され方がひどすぎて、そこまでいくと個人の落ち度だ。道端で金を落とすのと変わらない。市役所からの電話で還付金の説明を受ける、という老人も、もうそっとしておこう。暇つぶしに聞くのはありかもしれないが。実際に相手が市役所の人間か、とか、警察だとか王様だとか、そんなことは一切、関係ない。電話は自分の都合と思考がすべてだ。話を聞き続け、くしゃみして切ったことも今は懐かしくて、電話自体がものすごく懐かしい。ATMも懐かしい。500円玉が懐かしい。紙幣価値は裏切らないんだよといっていた飯島愛が懐かしい。鍵が懐かしい。やがて、スマホも懐かしくなるかもしれないが、クレジットカードやマイナンバーカードはすぐになくなると思う。いずれにせよ、まだ、6割の人間がマイナポイントをもらっていないという事実に意味を見出すとすれば、タンス預金4000万に勝つ方法というか、資産も将来性もない氷河期以下の人間のストロングポイントはまさにこの部分にある。高齢者には見えない仮想通貨や電子マネー。そして、ポイントやキャッシュバックを活用して世の中を渡っていく。まだ財布、持ってるの?捨てなさい。ブランド?売りなさい。