1月7日 朝

せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ、これぞ七草。を完璧にいえるようになったのは実はここ数年のことで、すずながかぶだと知ったのはさらに最近だ。三が日が明けると、すぐにスーパーに並び始めた七草だが、昨日は手に取ってまじまじと眺めてみた。絵の解説を元に実物と照らし合わせてみるのだけれど、しっくりきたのはすずなとすずしろだけで、あとはみな同じ葉っぱに見えた。よく見ると、違うのだが、よく見ないとわからない程度のことに時間を消耗する気に昨日はならなかったから、よく理解しないままかごに突っ込んだと思いきや、その場を通り過ぎて紅ショウガを買った。七草がゆをいただくころ、胃腸もすっかりお疲れ気味。年末年始の飲み食いと並行するようなおちゃめなはしゃぎっぷりで街を徘徊し、血中アルコール濃度を常に一定以上は維持しつつ、泥の眠りに就くと決まって水だ、トイレだ、歯磨きだ、と何回も起きる。気づけば朝。また、朝から杯を重ね、昼も夜も呑むといったことをずっとやっているので、今朝は七草オートミールをいただく予定だったが、いましがたタイマーが作動し、玄米が炊かれ始めてしまった。そういえば、ご飯をセットしていたのだった。朝餉はふりかけでいただこう。おのずから七草がゆの出番は昼食ということになる。そう、遅ればせながら、今日は人日の節句。11月を除く一年の奇数月に五節句あることは知っていた。菊、七夕、端午、桃の行事や由来もだいたいわかる。わからないのはこの人日というもので、なんとなく、この日で松が明けて、人々が本格的に働きはじめる日みたいな認識だった。調べると、違った。七草がゆをいただくのはまあ当然として、新年になって初めて爪を切る日ということは知らなかった。四日に切ってしまった。来年は七日に切ろうと思う。年々、こうしたゲン担ぎ、というか、縁起が良いと思われている行事や慣習を日常に取り入れる機会が増え続けている。ひとえにそれが成長の証なのだろう。以前なら無視していたような小さな気配や気づきを大切にする。その姿勢は人生を大切にすることに通ずる。新年、一発目に爪を切る日が七日。単に勉強不足なのかも。
posted by せつな at 07:03Comment(0)日記