1月4日 朝
初詣に行っておみくじを引いた。吉だった。ここ数年ずっと大吉を引いていたので、拍子抜けしてしまった。とはいえ、吉報には違いないので前向きに喜んで受け入れよう。ものの本によると、大吉よりも吉のほうが安定的に良い運気ともあるし、信心すれば必ず叶うともあった。おみくじを木に結び、一礼して神社をあとにすると、いよいよ今年も幕を開けたのだなあと足取りに力がみなぎるのだった。その足で昼食はサイゼリヤに行った。おせちに飽きたらカレーもね、みたいなコマーシャルが昔あったとおもうが、自分の場合、それはサイゼリヤのドリアということになる。赤ワインをちびちび啜りながらドリアをちまちまとつつく。数の子やうにいくらといった珍味がありがたかったのもはじめだけ。こってりとしたドリアが身に染みるのだった。サイゼリヤのあとはブックオフに寄った。これも毎年、恒例というか、セールをしているので、一応、覗くといった具合。メンズ衣料品が30パーセントオフだったので、チェスターコートを3着とほかになんか買った。ラコレのチェスターコートを買ってから、ゾゾタウンで一着、今回が三着。以前からのものを合わせてチェスターコートが10着ぐらいになった。着ないんじゃないかな。ま、ちょっと覚悟はしておけという感じだが、いずれにせよ、コートの整理は必須となった。まず、ここから片付けよう。ブックオフのあとはドン・キホーテに寄った。ひとがごったがえしていた。どん兵衛が安かったので買っておいた。ほかにも何か買ったが忘れた。おみくじに書かれていたことで印象的だったのは無駄遣いとか浪費とか乱費をするな節約に努めろという戒めで、むろん、その戒めの重みは重々、理解しているつもりだが、30ぺーセントセールでコートを購入することは浪費ではなく投資なのだと言い聞かせることも重要で、これは節約の一環につながる。生きていくためにはさまざまなものを購入しなければならない。少しでもお得に、ちょっとでも生活を豊かにしてくれるものやことにおカネを利用する。これは学習なのだ。なんでもおカネで解決しようとすると、脳細胞が劣化するらしいですぞ、ん、ん、と幼獣マメシバのセリフにもあるように人生には工夫が必要であり、バランスによって成り立っているのだ。今年の吉方は東が入ったどこかで詳しくは忘れてしまったが、吉数は1と7だった。1と7に敏感な一年になりそう。なんだかんだと神の存在を知る毎日なのだった。