10月31日 朝

10月の最終日。政権選択選挙の日。ハロウィン。日曜日。晴天の日が続き、10月も終わりというのに昨日はタンクトップで出歩いていた。今朝は雨が降ったみたいで空気がひんやりとしている。わくわくが止まらないというか、今日はどこで何をしよう。選挙に行って、洗車に行って、選挙の日の昼は回転ずしと決めているので今日は積極的にいわしを食べよう。なにせ中性脂肪が800を超える身の上、肉など食らっている場合ではない。魚をいただこう。ほかにすることはロデオクラウンのベルトのバックルを取り換える。金属アレルギーなのでベルトを着けるときはおもにシリコンラバーベルトを愛用しているのだけれど、昨今、エイティーズファッションにはまってしまい、これにはロデオのベルトがしっくりくるのだ。&モールで550円だったので、ついでにオレンジとピンクを頼んでおいた。こちらもバックルを替える。以前はベルトにも凝っていたのだけれど、夏になると肌荒れがひどくなるので、気が付くと、ほとんどつけなくなってしまった。いつごろのことかおもいだせないが、たぶんボディメーカーのシリコンベルトを買ったぐらいの時期、あのころは民主党政権で日経平均が7000円。超デフレ期で、ボディメーカーのシリコンベルトが100円で売られていた。タオルも100円だった。シリコンベルトを着けると、肌荒れもなくなり、いいことづくめなのだが、パンクスのイメージとして、やはり金属製のアクセサリー類を肌にまとうという習慣が当時はつきまとっていた。シドベルト、シドチェーン、三連ベルト、三連バンド、耳ピアス、鼻ピアス、スカル系の指輪。最盛期は8個ほど着けていたピアスもやめてしまった。耳から膿をたらしながら着けていたが、なくなると、やはり快適なのだった。いまもじゃらじゃらつけて出歩いているのだけれど、すべて荒れない素材でできたものばかりだ。考え方が変わった。なければ作ればいいし、市販品が合わなければ改造すればいい。そうすることによって、パンクロッカーはふたたびよみがえるのだった。一日がはじまった。最高の一日にしよう。
posted by せつな at 07:12Comment(0)日記

10月30日 朝

検診の結果が送られてきた。ガンマGTPは昨年の801を超えることはなく、606だったかの数字に落ち着いたが、問題は中性脂肪だった。今までの最高は奇跡の777を記録した年だったが、今年は800を超えた。中性脂肪は150未満が正常なので、この数値は正常ではないことを意味している。血圧は上が154で下が95だったかなんかだった。日々の飲酒による積み重ねのたまものだ。よく、酒を呑んでもそれ自体で太るわけではないという説を聞くが、そういった説が世間を流布したのはかなり昔の話だ。酒を呑むと、食欲が刺激され、特に油っこいツマミが欲しくなる。さらに呑んだあとのシメにラーメンといった炭水化物を食べてしまう傾向があり、酒ではなくそういった肴やシメで太るといった説だ。この理論自体は正しいのだけれど、カロリーに重きを置くから酒の解釈がおかしくなる。エンプティカロリーというのは栄養のないカロリーという意味だが、カロリーなどという指標はとりあえず無視していい。厳密にカロリー計算すると、たとえば、自分の場合、呑みに出かけると1万カロリー以上は一晩で摂取している。サイゼリヤのオリーブオイルも小ジョッキ一杯ぐらいは一回で使うので、それだけで2000カロリーは超える。アルコールを摂取すると、蒸留酒でも醸造酒でもプリン体ゼロの焼酎でもウイスキーでも消費されなかった余剰分の行きつく先はひとつしかない。すなわち、中性脂肪だ。それに血圧の高さもだいたい中性脂肪の値が決める。さらに中性脂肪はそこにいつまでもとどまるわけではなく、しばらくすると二か所へと配置されることになる。ひとつが内臓脂肪。もうひとつが皮下脂肪。近年ではもうひとつの脂肪も分類され、正しくは三か所ということになるが、とりあえず、内臓脂肪と皮下脂肪だけをおぼえていればいい。内臓脂肪はよく普通預金と例えられる。ついても比較的、簡単に落とすことができる。翻って、皮下脂肪は定期預金といわれている。蓄えられると、なかなか落とすことができない。酒を大量に呑むひとはたいてい皮下脂肪がすごいことになっている。見た目はげっそりしているのにウエスト周りがメタボというひとが多い。昔、服屋で働いていたが、そういったひとはかなりいた。大酒呑みで有名だったパンク歌手、かつ作家の町田康氏は酒をやめたら8キロやせたと著作でいっていた。もちろん食生活は変わらないまま。というか、そもそも食の趣向がかなり変わったとはいっていたような気がする。中性脂肪が800を超えた。これは、えらいこっちゃ、と言わざるを得ない。とりあえず、今日からリンゴ酢を飲もうとおもって、昨日、買っておいた。いわしも食べよう。サプリもなんか取り入れるかもしれない。中性脂肪が800を超えた。えらいこっちゃ。
posted by せつな at 07:28Comment(0)日記

10月29日 朝

アサヒのマルエフに続いて、サッポロ赤星が限定発売していた。さっそく買って呑んでみた。なんの変哲もないラガービールだが、赤星を呑んでいるという昭和ノスタルジックな懐旧の情を抱くことはできた。赤星については思い出があって、と書くと、父親が呑んでいたとか、子供のころの風景とか、そんな昔ではなく、つい一年ぐらい前のこと。大阪には銀座屋という立ち飲みの名店とされている店があるのだが、そこで赤星を扱っているのは知っていた。いつもめちゃ混みの店なので、なかなか入る機会がないのだが、その日は休日にもかかわらず、なぜか、ガラガラだった。この時点で精通する人にはわかるとおもう。訪れたのはそう、天満店のほうだ。大阪駅ビルのほうは日祝休みだからだ。入店することができ、弾んだ気持ちでうわさに聞いていた赤星を注文してみた。即座にそんなものはないと返された。あるのはキリンとアサヒだけ。アサヒを頼んだ。愛想もない。料理もしょぼい。安いだけが取り柄の立ったまま天井の低い狭い店内で呑む酒。もうこういった酒に喜びを見出すことは難しい。最後に立ち寄った立ち飲みがここだった。爾来、一度も立ち飲みを利用したことはない。赤星を置いているのは駅ビルのほうの銀座屋で、呑む機会を失ったまま、一年が経過した。今回、スーパーで赤星を手に取ったのはそういった経緯を思い出したこともある。ユーチューブに健さんと文太さんのビールの飲み方を比較する動画が上がっているが、たぶん二人の呑んでいるのが赤星だとおもう。発売以来143年を誇る日本最古のビール。幸せの黄色いハンカチの映画版とドラマ版だが、主人公が網走の刑務所から出てきて、最初に立ち寄る食堂。「ビールください。それとカツ丼とラーメン」やがて瓶ビールとグラスがテーブルに届く。一気に飲み干すのは二人の役者に共通するが、余韻は文太さんのほうが長い。ビールについてはたまたま手元に美味しんぼの50年目の味覚という表題作の16巻がある。なぜ、あるかというと、なぜか、ある。50年間、ビールとソーセージ断ちしていた老人が、ビヤホールで、いざ、生ビールをかっこみ、ソーセージにかぶりつく。なぜか、ぜんぜんおいしくない。原因は製造方法が昔と異なっていたからだった。日本最古のビール。サッポロ赤星を呑んだ。トリキの金麦のほうがおいしいと思った僕はたぶんノスタルジーというものが心底、嫌いなのだとおもう。
posted by せつな at 06:16Comment(0)日記