6月15日 朝
コンパクトシティの高層ビル化とは、たとえば、100ヘクタールぐらいの土地、東京ドームがあのタマゴごと20個すっぽり入るぐらいの土地に十本ぐらいビルを建てる。高さはドバイのブルジュハリファを超える1000メートル級。それぞれにコスモタワーとか、スカイタワーとかわかりやすい名前をつけて、わかりやすく管理する。これはきたるべき高齢社会を意識してのネーミングだ。隣接するビルはすべて地下でつながっており、地下鉄で行き来できる。大深度法を利用して、地下ジェットや地下リニアも走らせる。地上80階ぐらいまでを居住区として活用し、12階に通勤、通学用モノレールを設置する。これによって、各ビルの往来が楽になるわけだが、隣接するビル同士は複数階で行き来できるので、徒歩移動も可能だ。発想としては六本木ヒルズ等の複合ビルに近いが、機能性が異なる。こち亀最終巻のプラスの小学校のように地産地消が基本なので、102階に牧場、125階に養魚場、137階に田畑が広がっていたりする。居住区、オフィス、ホテル、娯楽施設、美術館、スポーツジム、病院、理容、美容、飲食等も六本木ヒルズと比べ、大幅に拡充する。ゴールデン街やアメリカ村も街ごと移設する。ビルのなかに青空と夜空を再現してしまう。屋上のヘリポートは旅行用のエアポートとして使う。各ビルが複数階でつながっているため、緊急脱出用の意味合いも薄い。災害避難訓練は高齢者向けに毎日、実施する。ヘリポートよりも重要なのは居住区のベランダに設置するドローンポートだ。タワー生活の根本を支えるテクノロジーとしてさまざまなシーンで活躍する。高層階のベランダ設置は無理なので、ドローンの主な仕事はメンテナンスや監視ということになる。エレベーターにも革新技術が必要だ。超大型から超高速まで、ひとつのビルに最低、100台は欲しい。インテリアにも工夫がいる。トイレ、ソファ、販売機の設置も考えなければならない。明日も続く。