6月4日 朝

国際食糧農業機関が発表した5月の世界食糧価格指数。前月比5.8パーセントの上昇となり、12か月連続で前月比を上回る結果となった。1年で4割の値上げ。特にとうもろこし、小麦等の穀物が値上がりしている。今後、予測される傾向としては来年、再来年あたりから外食産業の欧米化、つまり、一回の外食費の価格帯が跳ね上がることが考えられる。単純に800円のランチが1500円ぐらいになる計算。食品価格の高騰は日々、各地のスーパーマーケットに通い続ける自分の目にも表れてきている。40グラム税抜き128円で買えたもみのりが30グラムとなった。昔は1キロ、以前は750グラムだったカップ味噌が650グラム。12円のゆで麺が18円。一見、価格変動を感じさせない商品も明白に少なくなったり、小さくなったりで、バスケット価格は確実に高くなった。毎日、暮らしているかぎり、何かを買わないわけにはいかない。その筆頭が食料品であり、限られた予算において、この価格帯には敏感にならざるを得ないひとがほとんどだとおもう。かしこい選択肢を取るにあたって、重要なことはなにか。それは一にも二にもスーパーを使い分けること。これしかない。自分の場合、近隣において、数えてみたら12店舗を常時活用している。そのほかにも準常時活用する店が何件かあり、入ったことのないスーパーを訪れるのは人生の楽しみのひとつとして捉えている向きもある。そういった観点から食品高騰の未来を紐解くと、抜け穴は必ず見つかるという切な願いというか、願望というか、希望は持ち続けようとおもう。昨日は5匹で税込み98円のいわしを買った。今朝はまず、このいわしの下ごしらえからはじまる。ピーマンは見切り品で5個30円だった。豆腐は税込み29円でぱっと見、互角だが、こっちは340グラム、あの店は400グラム。たまには複雑な算数も用いなければならない。30グラム税抜き128円のもみのりと50グラム税込み198円のもみのり。判定は。後者がウィナー。ああ、忙しい。人生は忙しい。月に行く人がいるかとおもえば、もみのりの値段を計算するひともいる。もみのりを食べながら月を眺めようとおもう。もうすぐ雨も上がることだろう。
posted by せつな at 06:02Comment(0)日記