6月3日 朝

梅雨入りしてから、しばらく梅雨らしい天候が続いていたが、ここ最近は晴天にめぐまれ、まるで夏のさなかにいるようだ。時節的にはとっくに立夏を過ぎて、そろそろ夏至も迫っているような頃合いなので暑くてぜんぜんおかしくはないのだけれど、雨のない日が続くと、つい梅雨空を忘れてしまう。とおもっていたら、今日の午後から明日にかけて、大雨となるようだ。木曜日の雨。なんとなくこういった周期が続いている気がする。週末の楽しみというものも特になく、ただひたすら時間だけが流れていくような、雨音はショパンの調べという歌があったが、そんなふうに日々の通奏低音を漂わせながらただただひたすらに時が過ぎていく。こんなことではいけない。感染症など知らない。きみはロックを聴かない。というわけで、6月9日はロックの日。ひさしぶりに参加したいショールームのイベントがあったのだけれど、応募しても承認待ちにならない。再応募しようとしたらフォームが見つからない。間に合うのだろうか。イベントといえば、青森ねぶた祭りが中止となったのか、大がかりな練り歩きがなくなったのか、規模を縮小するのか、といったニュースがあった。もうそんな季節なのだなと改めて実感する。大阪は六月の終わりの愛染さんで幕を開けるが、昨年、同様、ネット中継のみとなるだろう。祇園祭り、天神祭りは無理としても、9月の岸和田のだんじりぐらいには世の中も落ち着いているかもしれない。めまぐるしく移り変わる世の中にあって、変わらないものがたったひとつあるとすれば、それこそが時間の本来の意味だとおもう。時の流れだけは誰にも止められない。カネの価値は移ろいやすく、ぶれやすい。時代によっては、このカネのせいで事件が起きたり、ひどい顛末に至ったこともある。いまはカネの価値が薄まったように感じる。カネを稼ぐから、カネをかけなくともより豊かな生活へ。日本人の抱く基準もここ数十年でずいぶん変わった。変わらないもの。時は流れていく。静かに、激しく、過去から未来へ。さあ、今日がはじまった。毎日がイベントだ。今日というイベントをいかに盛り上げるか。熱い夏がやってくる。
posted by せつな at 06:43Comment(0)日記