12月30日 午後

オリエンタルラジオのふたりが吉本興業を離れた。ちょうどその前日に藤森氏のチャンネルをはじめて観たというか発見して、動画はジンギスカンで酒を呑むというものだったが、こんな顔だったっけとすっかり忘れていたことを思い出した。新たなビジネスモデルと呼ぶにはもう周知されすぎたが、テレビを中心に活動してきた芸能人にとってはユーチューブにはまだまだチャンスが転がっている。一般人にとってすでにレッドオーシャンであっても芸能人はその限りではなく、知名度を生かした、さらなる飛躍が約束されているといってもいい。そうおもえるのはやはり可能性の可視化が具体的であり、斜陽産業と化してしまったテレビ業界よりも動画配信のほうが伸びしろを感じざるを得ない現状を目の当たりにしているからだ。芸能事務所に所属するのは足かせと考えるベテランが出てきても以前とは違い、嘲弄の声も少ないのではないだろうか。矢沢永吉氏が見本だ。オリラジの中田氏に至っては事務所退社とともに日本からも出てシンガポールに移住するという。サクセスパターンの踏襲。モナコもいいが、日本人ならシンガポールがモアベターといったところで、芸能人という顔を知られた存在の成功者の思惑がシンガポールに向くのはごくごく自然なことともいえる。ユーチューブの利点は場所にも時間にも制約がないことで、さらに投稿回数にも制限がない。税率の低い国での配信は理にかなっている。可能性、でいえば、ユーチューブにはテレビコンテンツの代替としてもうひとつ別の顔を見つけることができる。それはドラマ配信。おやじキャンプ飯というドラマを発見して、調べてみると、これはユーチューブドラマだった。いままではテレビで放映したものがユーチューブに上がるというイメージがあったので、このドラマに大いなる蓋然性を確信した。そうなのだ。Ⅴログだけではない。MⅤだけではない。ドラマもつくれる。映画もいける。再生回数という目に見える成果だって得ることができる。オリラジのふたりが下した決断は多くの表現者にとって今後の指標になるかもしれない。改めておもった。資金力がじゃまをしない表現方法。無限大のチャンス。やはり、新たなビジネスモデル。そう思わざるを得ない実情がある。
posted by せつな at 12:57Comment(0)日記

12月29日 早朝

コロナ禍によってしぼむ産業もあれば、売り上げが伸びた業種もある。巣籠もり消費などはその適例。イオン株は昨日も年初来高値を更新し、業務スーパーも過去最高益と絶好調。外食はその逆。絶不調。ただ、これらの需要は既存の需要であり、新型コロナの投げかける変化に化学反応を起こしているだけともいえる。翻って、コロナ禍で生まれた新需要というものがある。その筆頭に挙げられるのがファッションマスク。これが適切な呼び方がわからないが、現状ではほかに呼びようがないのでファッションマスク。あるいはデザインマスク。ネット販売が主戦場だったこうしたデザイン性に優れたマスクが最近では街角のいたるところでも見られるようになった。イオンのテナントにもマスク専門店が登場し、マスクコーナーの拡充は各ショップでもかなり力を入れている部分。コロナ禍において、マスクもファッションの一部と認知されたのだろう。不織布のマスクをつけているひとを見かけると、おしめを顔にかぶせているように見えてしまうのもウレタンマスクの普及のせいだとおもう。マスクを取り巻く環境、何もかもが以前とは異なる。単純にデザインが増えた。阪神タイガースのマークをつけたものや、デニム生地のものまであったりする。レース柄というのだろうか、硬質の真っ白な素材を用いたマスクなどはパンティーで口を覆っているような連想につながってドキッとしてしまったり。通っているジムのマウスシールド着用が禁止になり、スポーツマスクを買ったのがおもえば切っ掛けだったのかもしれない。運動時に使うものなのでフィルター使用のいいものを買った。前なら考えられない。マスクにカネをかけるという発想がなかった。コロナの長期化とマスク着用の半ば義務化がもたらした日常は価値観の変容をうながすものだった。マスクがトータルコーディネートの一部と化したことで、衛生面だけでなく、利便性、通気性、ファッション性、色彩。あらゆる側面にライトが当たることとなった。これからますます販売が激化する分野であることは市場をみれば、容易に想像できる。当初はアンダーアーマー等、スポーツメーカーの参入が主体だったが、ロデオクラウンなども自社ロゴをつけたマスクを出してきた。そんな流れに乗ろうと、そのロデオのマスクを買った。2枚で1089円。これを高いと見るかどうかはひとそれぞれ。かっこいいけど、ちょっと小さめ。マスク美人にはいい時代がやってきた。
posted by せつな at 07:28Comment(0)日記