10月14日 早朝
今朝の毎日新聞に「米軍駐留費厳しい交渉」の見出しで2021年以降の日本側負担額、いわゆる思いやり予算を伝える記事があった。びっくりしたのはその額で、覚えているかぎり、思いやり予算はずっと年間6000億程度とおもっていた。それが5年間で9465億円。年平均1893億円。あれ。さらに2019年7月にボルトン元大統領補佐官が現状の4倍にあたる年間8400億を要求した、とある。現行の協定が切れるのが2021年3月。それまでに新たな協定を定めなければならない、とここまではわかった。なにがわからないかというと、思いやり予算の変遷であり、また、6000億というあやふやな数字はどこで知ったものだろうという過去の記憶。たぶん共産党がらみだったようにおもう。年間、6000億もの血税が米軍へ、とかなんとかいったものだった気がする。日本国民の血税のかかっている話なので今後も注意深く見守る。続いて朝日の三面に気になる一報。「政府は13日付けで新たに非常勤の内閣官房参与を任命したと発表」とあり、計6人いるのだが、そのなかに経済、財政政策の分野で高橋洋一氏の名前があった。今週の正義のみかたでドヤ顔する先生の顔が楽しみでしゃーない。最後にこれは触れておかなければ、というふたりの旅立ちについて。ひとりは漫画家。いまでこそツンデレという言葉に違和感もなく、どちらかというと古めかしささえ、その語感から浮かび上がってしまうが、このツンデレという感覚こそが青春の正当性だった気がする。ツンデレは「きまぐれオレンジロード」から生まれた。異論は認めない。男子はひとしく鮎川まどかに恋をした。比類なき恋愛マンガの王道、金色夜叉に比肩する傑作。それがきまぐれオレンジロードだった。ツンデレよ永遠に。もうひとりは、こちらもある世代にとって青春の代名詞だったにちがいない。俺たちの旅、第四の男、ワカメを演じた森川正太氏。該当世代ではないのだけれど、一時期、自分のなかでリバイバルブームというものがあって、そのなかでもこの作品はもっとも印象に残っている。いまではモザイクを入れなければならないようなシーンもあるのだが、とにかく青春が詰まったドラマだった。物語は途中から便利屋という、おそらくあの時代の若者たちの自由の代名詞だったような職業を中心に展開する。この便利屋をはじめたのがワカメだった。その後、カースケに乗っ取られるのだが、この縦さ加減も当時の若者社会を象徴しているようでよかった。ふたりはそれぞれ旅立った。