10月31日 早朝

巨人の星が最終回を迎えた翌日、巨人が優勝した。2連覇だそうだ。おめでとう。いよいよ明日に迫った大阪都構想の賛否を問う住民投票。期日前投票も前回より6万票多く、関心の高さがうかがえる。大阪市民ではないが、大阪府民としてはっきりと断言する。都構想に賭けるしか大阪の未来はない。どいつもこいつもとにかく賛成票を投じろ。目の前を直視しろ。この老人だらけの現実を。目を凝らして見ろ。この老害だらけの現状を。ジジイババアを自立させるしか手はない。その一歩が大阪都の実現であり、古き慣習との決別と弱々しい懐古趣味からの脱却こそが再生の近道として求められているのだ。変化に目を向けろ。先の先を見据えろ。2050年を考えろ。2070年の現実を見越して一票を投じろ。未来を築くか、希望を壊すか。答えはたったひとつ。アホでもわかる簡単なロジック。明日、未来が決まる。さて、熱く語ったところで今朝は寒くて、今季、はじめて凍てつく景色を眺めたような気がする。川沿いになんという鳥か知らないが大型の野鳥がいたし、冬鳥もそろそろカムチャツカあたりから渡ってきたような空がひろがっていた。夏の雄大な積乱雲もいいが、この季節ならではのもやっとした霞むような巻積雲もまたいい。一句、詠みたくなってきた。幽けきかな、けっこう毛だらけ、ぺぽかぼちゃ。かぼちゃといえば、今日はハロウィンでもあって、日の並びもよく、土曜日。サタデーナイト。これはもうフィーバーするしかないが、例年、騒動を巻き起こし、毎年、対策を打たれている気がする。しかも今年はコロナ禍。どのように展開するのか夜がはじまってみないとちょっと想像がつかないのだけれど、これでもしクラスターが発生しようものなら、まさにウォーキングデッド。とか。ナイトオブザリビングデッド。とか。そんな世界観を想起させるというか。渋谷からひろがるゾンビの輪。不謹慎だが、そんなかんじでハロウィンのどちらかというとゆかいな側面が一変しそう。ちょっと怖い。君子危うきに近寄らず。触らぬコロナに祟りなし。おうちでまったりしようとおもう。
posted by せつな at 07:57Comment(0)日記

10月30日 早朝

昨日、たまたま巨人の星を観たら最終回だった。朝の7時からやっているのは知っていたし、たまに観ることもあるし、けっこうおもろいし、って感じで観ていたら、あれ、これ最終回ちゃうかとおもって番組表を確認すると、ほんまに最終回だった。巨人の星の最終回を観るのは初めてのことで何気に興奮してしまった。ラストの展開がすばらしかった。パーフェクトゲームのかかる最後の打者にピンチヒッターの名が告げられる。打席に入ったのはかつての盟友、中日に移籍した伴宙太だった。飛雄馬の投じた大リーグボール三号を伴はレフト線にひっぱる。打球は転がり、レフトの横をぬける。ライトかもしれないし、センターかもしれないが、とにかく打球は守備の横をぬける。悲鳴が上がる。解説が叫ぶ。「パーフェクトならず!!!」誰もがそう思った瞬間、ファーストベースに向かう伴の姿が。逆立ち練習によって、朦朧とした足取り。よろよろと歩く速度でベースに向かう伴。ボールが戻ってくる。伴もなんとかベースにたどり着こうとする。ボールが先か。ランナーが先か。ボールがファーストミットに収まる。伴もヘッドスライディングでベースタッチを決める。判定は「アウトおおぉ!」ゲームセット。パーフェクトゲーム達成。しかし、飛雄馬ももう限界だった。ひとりで立ち上がることもできず、ピッチャーマウンドに倒れこむ飛雄馬。そこに駆け寄ったのは中日の監督。星一徹だった。「父ちゃん」一徹は答える。おまえはとうとう巨人の星になった。これから歩むおまえの人生は野球とともにあるだろう、とかなんとかいう。飛雄馬を背負ってベンチに向かうその姿に球場全体からわきおこる拍手の嵐。そのなかには花形の姿があった。左門の姿もある。ねえちゃんもいる。おーもーいーこんだーあら、しれんのーみーちーをー。テーマソング「いけいけ飛雄馬」が流れる。失礼。「行け行け飛雄馬」が流れる。この曲の二番の歌詞を聴いたのも初めてだった。終わった。すべてが終わった。最終回にはちょうさんがいた。わんちゃんもいた。巨人軍のレジェンド。その中心には飛雄馬がいる。物語が終わったあと、主要出演者全員が球場に並んだ。真ん中に立つ飛雄馬がいう。「3年半の長きにわたる放送。本当にありがとうございました」3年半。いまでは考えられない長期放映アニメ。それが巨人の星だったのだ。おそらくこの頃に少年期を過ごしたひとたちは皆、このアニメを観て、野球に親しみ、巨人の星を目指したのだとおもう。血の汗ながせ、涙をふくな。ド根性。近頃、すっかり聞かれなくなった言葉が身に染みる。
posted by せつな at 07:08Comment(0)日記

10月29日 早朝

今日は29日。ということはホットペッパーグルメ限定ポイントがようやく振り込まれる日。確認すると7000ポイントあった。ポイ活がいそがしい。昨日は昨日で二回もくらに行った。詳細はめんどうなので割愛するが「幅広い利用客」主張のアホに言っておく。今回の企画はあくまで店側の応援であって、客の都合などまったく以て関係ない。くら寿司の公式もこの利用法を推奨している。だって、客が予約して来店すればするほど、店は確実に儲かるのだから。かつて税金の活用法でこれほどウィンウィンな相関性があっただろうか。今日もくらのはしごをするの。ディナーで行くの。普段、いただかない一貫200円のお寿司とかをいただくの。午前中はジムに行ってから、くらでランチ。それからホットペッパービューティポイントを使ってヘッドスパ。終わったら、また、くらに行って今度はビールを呑むの。今日はブックオフの日でもあるし、こうポイ活がいそがしいと、人生の用事を忘れてしまう。なんだっけ。人生の目的は酔い覚めの水を飲むこと、だったかもしれない。というわけで、昨日は夜中の3時すぎに夢遊病のようにリビングに向かった。この世で一番、おいしいもの。「酔い覚めの水飲みたさに酒を呑み」と川柳にあるように酔い覚めの水を飲むときほど、生きていることを実感する瞬間はない。椎名誠氏の傑作「全日本食えばわかる図鑑」でも最後は酔い覚めの水で締めくくっているようにグルメの神髄を繙くと、最終的には酔い覚めの水を超えるものはないという結論に落ち着く。「酒を呑めない人間は人生の半分を損している」というよく聞く酒飲みの身勝手な論理にはもしかすると、酔い覚めの水のプロフィットが含まれているのかもしれない。酔い覚めの水のおいしさを知らない人間が美食を語るなかれ。世の中の真の美しさは一杯の水に託されているのだ。それで思い出したことをひとつ。長らくお世話になってきたイオンの無料給水サービスが今月の20日に終わりを告げた。本当に長くお世話になった。水道水を飲むことがなくなってずいぶん経つが、その代わりにもっとも多く飲んだ水はイオンのピュアウォーターだった。水ほど大切なものはない。
posted by せつな at 06:34Comment(0)日記