12月14日 朝

英国総選挙の結果。保守党の歴史的圧勝に終わった。おもえば近年、世界の分断はブレグジットから本格化した。これでさらに分断は加速の度合いを強めるだろう。EUの次はアイルランド。グローバリゼーションとかいうたわごとは終わったのだ。さようなら優しいサヨクのための嬉遊曲。本日は14日。ということは赤穂浪士が吉良邸を急襲した日。いわゆる討ち入りの日だ。多くの作品、個人的には松方氏のものが好みなのだけれど、それはさておき、たいてい雪が降っている。こうずけえ覚悟おぉ!雪の舞い散るなか、庭に引きずり出される吉良邸主人。悲願を果たす忠臣たちにもこな雪わた雪ざらめ雪が舞い落ちる。たまにはみず雪かた雪つぶ雪こおり雪も降り積もる。重装備をしているとはいえ、そこは古の装束。ダウンもないし、フリースもない。とにかく寒そうだ。吉良氏などは寝こみを襲われているので夜着のまま。とても寒そうだ。凱旋する江戸の町にも雪があって、町民たちは白銀の野次馬となる。どこもかしこも雪、雪、また雪、それ雪、いま雪、そこも雪という状態で、以前は忠臣蔵がテレビ番組などで放映されると年末だなあという気分がしたものだった。それが昨今、たとえば今日の大阪の最高気温は15度だという。12月14日で15度。昔の沖縄ぐらいの感覚だろうか。ちなみにいまも半そで。もう本当に日本は亜熱帯と化してしまったのだろうか。おそらく化してしまったのだろう。2週間もすれば今年も終わるというのにこれでは忘年会も盛り上がらないだろう。澄み切った青空に雪が落ちる気配はないし、どちらかというと照りつける太陽は初夏の陽気を思い起こさせる。もやっとした視界に春のときめきを感じる。今にもたんぽぽが芽吹きそうだし、その辺を歩けば沈丁花が香ってきそうだ。なのに年末。もうちょっと寝るとクリスマス。スーツを着るのも暑苦しいクリスマス。ケーキもアイスケーキで。プレゼントはロデオクラウンズね。
posted by せつな at 10:43Comment(0)日記