8月8日 朝
弁財天花火大会の日だ。今年はこれが唯一といっていい花火で、これを見逃すと、もう観る機会はない。おそらく。問題はどこから観るかで、以前は自宅マンションから観覧できていたのだけど、花火を遮るような建物ができてしまったため、この楽しみはなくなった。おもえば缶ビール片手に枝豆を頬張りながら眺める夜空の彩りはぜいたくだった。夏の風物詩ここにきわまれりといった次第で、スイカとビアガーデンではじまった夏のにぎわいが甲子園と花火によっていっそう楽しくなるのだった。本日はまた立秋でもある。暦のうえでは夏は終わったのだ。かといって、そう感じるひとは皆無だろうが、よる、淀川の堤防を走っていると、秋の虫たちがすでに騒ぎはじめている。今朝は爆音のせみしぐれにも関わらず。季節というものは不思議だ。体感することもあれば、刻まれた数字でとたんに思い起こすこともある。なつかしい風、こうばしい香りといった五感に訴える季節もある。夏の実感はやはりあのむっとくる草いきれだろうか。はたまた夜店のソースの匂いか。どちらにせよ、なんにせよ、盆をまえに残暑がはじまる。下鴨の古本いちもはじまる。五山の送り火の準備もたんたんと行われているのだろう。ふと気づけば、いつのまにかひとつ歳を重ねていた。昨日は歯医者で歯石をとってもらった。結局、定期検診で三回もかかった。半年後の予約もいれておいた。忘れていなければ次回は2月の検診となる。オルニチンは買ったけど、システインは買ったのだろうか。記憶がない。あとで確認。本日はそんな具合で末広がりな一日を満喫しましょう。ようやく酒も抜けた。風邪もどうやら抜けた。夕食でパスタを1キロ食べたのでまだおなかが張っている。最近、不十分な筋トレもたまにはがっつり追いこんでやらなければならない。今日はアブローラーをしよう。ああ、毎日、いそがしい。