6月18日 午前中

大阪北部地震から今日で一年が経った。ということは焼酎&ワイングラスコレクションを失ってからこちらも月日が流れたというわけで、おもえば日常の晩酌風景もすっかり変わってしまった。満たすことが人生ならば、失うこともまた人生だと知る一年でもあった。地震、台風と立て続けに起きた災害だが、住宅の復旧が想定よりも進んでいないという記事に接した。たしかに近隣でもブルーシートをかぶせたままの住宅をみかける。各被災地の取り組みも紹介されていた。たとえば茨木市では修繕費用に30万以上かかった場合、そのうちの20万円分を補填する。地震の震源地である高槻市の被害はもっとも大きい。復旧がここまで遅れる理由としてはやはり資材の不足と業者の手不足感が真っ先に挙げられる。119番の救急対応も問題になったが、あまりに被災民や被災家屋の数が多く、さらに続けざまの自然の脅威による破壊活動のまえには人海戦術もなすすべを持たない。加えていうと、これから先、日本が直面する最たるものは人口減少社会だ。昨日、国連人口部が最新の人口予測を発表した。これは二年ごとに発表される推計で、日本の総人口が一億人を下回るのは2058年。前回2017年の試算から七年早まるというものだった。2100年には7500万人。人口比率ではさらなる高齢化が進む。このような未来にあって、来るべきは南海トラフであり、首都直下型地震である。被災地の現実は遠からぬ未来からの諫言でもある。住宅再建が進まない理由をもうひとつ挙げると、費用面、すなわちカネであり、人、モノ、カネの大原則のすべてが足りていない状況で、たとえいかな補助があったとしても修繕費を工面できない人間は少なくない。あれから一年。令和の新時代を迎えてもブルーシートをかぶったままの街並みはそこかしこに存在する。かといって嘆いてばかりもいられない。なければないで工夫するしかない。そのためのテクノロジーもいまは不発といったばかりで。
posted by せつな at 10:41Comment(0)日記