6月17日 朝

北摂エリアを震撼させる事件が起こった。なぜ北摂で、なぜ吹田で、という思いが地元民としては強い。全国規模では知られていないだろうが昨今の大阪で吹田ブランドは絶大的だ。地盤沈下の続く関西圏にあって、大阪もその例外ではなく、人口流出が続いている。府内全域でみてもそう。大阪市内もそう。そんななかにあって人口がひたすら右肩上がりに増えまくっているのが北摂だ。なかでも吹田は圧倒的。最近では健康医療都市センター、健都も街びらきしたし、来月には国立循環器センターも華々しくオープンする。ショッピングモールとしては大阪最大規模のエキスポシティがオープンし、ガンバの市民スタジアムも完成した。今年、三月には新たな駅、南吹田駅も開業した。市内全域に目を向けてみれば、江坂もあるし、関大もあるし、有名企業もあまたある。芸能人も多く暮らす。著名な作家に有名ミュージシャンも住んでいる。ハナハナも住んでる。花の第七選挙区であり、緑があり、都市があり、子育てにもっとも適した地域とも評されている。そんな吹田にあって、杞憂すべきはやはり急激な人口増加だ。つい先日も知人が南部から引っ越してきたのだけど、転入届に訪れた市役所は混雑をきわめていたという。6月にもかかわらず。エキスポシティを散策すると外国人の多さに目を瞠る。ユーもいれば、チャンもいる。あふれている。治安のよさが売りであり、品のよさがひとを惹きつける街にあって、イメージは過ぎ去った季節のように日ならず変わっていくのが世の常とはいえ、このごろは吹田を冠にした事件が続いている。その矢先の衝撃的ニュース。日曜のおだやかな朝、ちょうど朝食時だったとおもうが、テレビで速報を知った。まさか千里山などという安穏で長閑な駅まえで凶悪事件が発生するなど、北摂民の発想にはなかった。すぐ捕まるかとおもいきや、意外と長引いた。事件発生を伝えるニュースからあわただしくヘリコプターが空を旋回し、自宅の確実な施錠と不要不急の外出を控えるよう呼びかける放送が管内に鳴り響いた。夕方になってもいまだ犯人は逃走中であると告げるスピーカー。パトカーのサイレンも途切れることがない。結局、この日は確保できず。吹田市長も――ジャルジャルのお父さんとしてこちらも有名だが――明日9時までに犯人が検挙できなければ市内全域の小中学校を休校することを決定した。事態は徐々に重々しさを増していった。しばらくして犯人の顔写真が公表された。一見、無敵のひとっぽい。私の暮らす地域は事件発生現場から南下する位置だが、犯人の足取りがわかってくると、どうやら別方向。関大前、千里山、イオン南千里店と阪急千里線を北へ上っているようだ。やがて日曜の夜を迎えた。どこにひそんでいるのか。買い物の途中、どこからか弾丸が飛んでくるような気さえした。今朝、六時半まえに目が覚めた。テレビをつけるとまだ事件が続いていた。それからすぐだった。6時33分ごろだったとおもう。速報が流れた。犯人(東京都在住)確保。結局、箕面市内で逮捕された、ということはそのままずっと北上を続けたわけだ。とにかくほかに被害者がでなくてよかった。巡査は気の毒だったが、一命をとりとめたということで、大阪府警はこれから猛省することになる。拳銃がどうしてこうも簡単に強奪されるのか。昨年は樋田容疑者が世間を騒がせたが、批判の矢面に立ったのは富田林署のずさんな対応だった。市民の警察への信頼はゆらいでいる。簡単に奪われる拳銃。以前も防刃チョッキ着用が義務だったにもかかわらず、着ていなくて刺されたというニュースがあった気がするが、今回の事例(今回は着用)は、たとえ犯行が計画的だったとしても防げた気がしてならない。G20サミットまえの警備強化のさなか。明け方5時半の交番に緊張感はなかったのだろうか。結構、こわい時間だとおもうが。千里山という閑静な住宅街にあって弛緩の慣習は仕方なかったというべきか。平和ボケというやつだろうか。これではいけない。なぜなら警察官は銃を持っている。ひとを拘束する力を持っている。今後の改善点に期待するしかない。
posted by せつな at 07:43Comment(0)日記