1月31日 午後

2月1日零時をもって日本と欧州のEPAが発行される。これによって世界のGDP3割という巨大自由貿易圏が誕生することになる。庶民にとってはワイン、チーズ、肉などの輸入品が安価で手に入ることになり、政府にとっても5,2兆円のGDP押し上げが期待できるとまさに万々歳の様相だ。輸出面ではおもに自動車で恩恵が受けられ、29万人増の雇用が見こまれる。日本は確実に前進している。これを実感するにはまだもう少しかかりそうだが、6億4000万人におよぶ世界最大級の自由貿易圏の誕生に胸が躍らずにはいられない。今朝の日経新聞にも一面を使って大々的に紹介している。成長エンジンは始動したばかりだ。
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1月30日 朝

日本の対戦相手が決まった。カタールだ。ザックUAEをまさかの4対0でしりぞけての決勝進出となる。日本も油断大敵だ。二月のはじめから熱い日が続く。こうご期待。さて、日本株が一向に上がる気配がないのでこのニュースはスルー。気になる話題といえば、南コリ大統領の娘夫婦が東南アジアに移住したという。側近中の側近が逃げ出したこの事実をかの国民はどう受け止めるのか、ちょっとした関心だ。ヘルチョソンなどどうなってもかまわないが、難民が日本にくることだけはごめんこうむる。目指すべきはユーラシア大陸であり、日本海を越えては決してならないよ。続いて、バターの輸入枠を50パーセント増やすと農林水産省が発表した。背景には相次ぐ酪農家の廃業があり、そのまた背景にはTPPや欧州とのEPAの発動があるのかもしれない。また、直近の被害として昨年9月の北海道地震が影響しているという。バター向けの生乳の確保が難しく、一時的に減少したことも挙げられる。いずれにせよ、バター不足によって我が家の食生活がめまぐるしく変わるわけではないが、先日、バター好きの武井壮氏の番組を観たばかりなので食いついてしまった。世の中にはいろいろなバターがあるのだなあと思いつつ、そんなに味が変わるものなのだろうかと率直に疑問符を浮かべてしまった。一度、バターを作ろうと牛乳を振ってできたのはカッテージチーズだった。次に、景気回復の波が戦後最長を記録したというニュースをテレビでちらっと観たが、ちらっと見ただけだったので、改めて調べてみた。なるほど。景気は回復していて、経済成長もしていて、豊かさは格段に進んでいるのに庶民に実感できない理由。それは可処分所得の減少にある。それはそうだろう。ここまで社会保障費が拡大してくれば微増の給与など吹けば砕け散ってしまうレベルだ。政府のすべきは早急のベーシックインカムの議論であり、やるべきは活力の回復。これに尽きる。
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1月29日 午前中

日本が勝った。アジアの宿敵イランを見事、撃破した。まあ、今となっては宿敵とも呼べないが。勝手にアジアの盟主を名乗り勝手にライバルづらするどこかの国と重なってしまった。試合は前半からめまぐるしく展開する。これまでの日本チームの動きが完全に計算されていたかのような巧者の戦いぶりだった。まず、なんといっても立役者の多さがすばらしかった。原口選手の咆哮の一矢で締めくくるあたり、今後、馬群に消えていた選手の勃興もありそうな勢いだ。事実上の決勝戦と報じた新聞もあるようだが、決勝は決勝として、しっかり切り替えてレンジを推し量ろう。栄光は手を伸ばせばすぐのところにある。決戦は金曜日。雌雄は決せられる。さて、日曜日の日経新聞に菅義偉官房長官の履歴が載っていた。日曜の日経が日経styleになってひさしいが、その一環のなかで、結構、楽しんで日曜版を読んでいる。菅氏はよく他の世襲議員と比較される。その筆頭は鳩山ゆっきーであったり、るーぴーハットヤマーであったりする。秋田県の農家出身で若かりしころ、東京にいけば何か見つかると最初は安易な気持ちで上京する。アルバイトに明け暮れるが、自分の人生これで終わってしまうのはあまりにさびしいと一念発起して法政大学に入学する。大学を卒業して、ようやくやりたい何かが見つかる。それが政治だった。なんのつても血縁もない菅氏は大学の就職課で政治家のOBを紹介してくれと頼む。その後は横浜の衆院議員の秘書となり、市議会議員を二期務め、衆院戦で初当選をとげる。ざっと記載したが、これだけを切り取ってみても努力の片鱗が垣間見える。酒がまったく飲めないので甘いものが今でも好物だという。激務の合間の豆大福が至福のときだ。感銘を受けたのはあの独特のニヒリズムを裏支えするストイックさで、朝は100回の腹筋からはじまる。その後は40分をかけて散歩。夜もまた100回の腹筋を自らに課している。生涯、現役で終わることの多い政治の世界だが、氏の見解は少々、異なる。政治家の道のその後はフィリピンセブ島で英会話学校に通い、片言の英語をおぼえたのち、世界を旅してみたいと語る。事務所にそうした若者がいて、話を聞くと、結構、安いのだという。ますます、ファンになってしまった。
posted by せつな at 10:18Comment(0)日記