1116 朝
例の原爆なんとか団とかいう集団の騒動が尾を引いている。愚かではくちなNHKが紅白にコリアンを出場させるとして新たな騒動を巻き起こしているが、どうしてもこうもアホなのか。どこまで日本人の怒りを増大させるつもりか。さて、原爆団のファンというツタヤの店員が個人情報を暴露してやるとして客を脅迫した。この店員はすでに個人名から、顔写真、通っている大学名等すべて判明しているので検索すればすぐに見つかる。事の発端は客が原爆団の悪口をいったからという。直接、いったわけではない。たまたま会話が聞こえて逆上した。これを自らのツイッターに「許さないからな。個人情報を扱う仕事上、名前から性癖まで暴露可能だ」と投稿――もっとも嫌いな部類の人間だ。若さゆえの過ちと看過するには卑劣すぎる。問題はいくつかあるが、まず、個人情報を扱う商売には相当の覚悟が必要だ。もし漏洩してしまえばその個人に膨大なストレスがかかる。人生を狂わせてしまうかもしれない。他人の情報に接するというのはその人間の人生に介入するという想像力が必要であり、そういった想像力のない人間のいかに多いことか。スマホを落としただけなのに、という映画が公開されているが、これはまさに個人情報漏洩の恐ろしさを描いた傑作だ。個人情報漏洩の意図する恐ろしさ。ツタヤの場合、適切に管理しているというが、これをアルバイトが閲覧できるのが実情のようだ。頭がおかしい。きちんと誓約書とか取っているのだろうか、企業体質というべきか、今後、改善される見込みはあるのか、正直、これは刑事事件にすべき案件とおもう。ツタヤの上層部は重い腰を上げ、徹底的に真相究明に努めてほしい。この事件は皮切りにすぎない。多くの商売、とくにネットを介した売買にかかわる仕事は客の購入履歴や家族構成やらを知る立場にある。悪用しようとすればどこまでもできるわけだ。結句、ひとの良心にかかっているともいえるが、これではいけない。明確なインセンティブと罰則がいる。これからの世界は情報がすべてだ。力量とは情報量を指す。個人情報を取り扱う重大性について一石を投じる事件ではあった。