1115 午前中

気づけば師走の足音がひたひたと迫っている。あわただしいったらありゃしない。このまえ、スーパーで身欠きにしんを見かけたと思ったら、カズノコまで現れた。しめ飾りまであった。平成も終わる。しみじみと感慨深い。今朝、川口能活選手の引退会見をみた。今後は指導者を目指すという。稀勢の里が今日から休場する。横綱の四連敗は何十年ぶりからしい。紅白にコリアンが出場する。1秒たりとも見ることはないが、もはや受信料拒否とかそんな次元ではなく、ぶちこわすしかない。NHKを解体することから新しい日本ははじまる。一審で敗訴した吹田市の彫師が控訴審で逆転無罪の判決を受けた。一審では医療行為に当たると判ぜられたが、高裁では弁護側の主張が認められ、入れ墨を入れる行為に医療関連性はなく、医行為に該当しないと結論付けた。その背景にはタトゥーの文化的歴史的背景がある。また、医師だけしか認められないとすると、憲法に定められた職業選択の自由を侵害するおそれがあるとした。一審の定義では理容師の顔そり、ネイルアート、まつげエクステなども該当するとして、医療行の要件として医療関連性が必要と訴えた弁護側に対し、検察は医療関連性の必要性を否定したが、高裁は弁護側の主張を全面的に支持したことになる。これは当然だろう。検察側の言い分を紐解くとまるで先の軽減税率の議論を彷彿とさせる。なにが医行為でどのような医行為が医療関連性に問われるか。学説では「疾病の診断、治療、投薬」などが医療関連性に紐づけられる。どう考えてもタトゥーを入れる行為に医療関連性があるとはおもえない。タトゥーを入れることが治療に当たると考えるものは皆無であるし、仮に入れることによる変化で精神疾患が改善することはあってもそれを立証することは困難だろう。入れ墨の歴史は長く、今日では芸術として広く愛好されている。高裁は最後に「医師法で縛るのではなく、業界の自主規制や立法上の措置をとるといった対処が相当である」と締めくくった。見識というべきだろう。
posted by せつな at 11:02Comment(0)日記