11月4日 朝

日本対オールブラックス戦を観た。さすがに迫力があった。31対69で敗れはしたが、5トライを決める大健闘の結果となった。日本は確実に変わった。世界ランキングでも11位だ。南アフリカを倒し、ジャイアントキリングを果たしたあの一戦が脳裏にまざまざとよみがえるなか、興奮の一戦が幕を開ける。両国国歌のあと、ハカがはじまった。何千回観たかしれないカマテ。この選択は日本ファンへのサービスだろう。開始直後、試合が動く。まずはペナルティゴールでニュージーランドが先制。一方的だけはやめてほしいなと思った直後、前へこぼれたボールをはたき日本がそのままトライを決める。大歓声。キックも決め、一瞬とはいえオールブラックスを7対3と上回る場面に会場の味の素スタジアムは興奮のるつぼと化している。テレビのまえでも熱狂。さっそく、缶ビールを開けた。第三のビールだけど。その後も王者にひけをとらない戦いぶりをみせつける日本。終わってみれば過去最多得点の31点。5トライの勇猛ぶりが来年のワールドカップを期待させた。そうだ。そうなのだ。来年に迫っている。先日、ラグビーを扱ったドラマがやっていて、これが意外におもしろく見入った。いいセリフがあった。「まだ、自分はトライを決めたことはない。決めたら何か変わりますか?」このようなセリフ。ひとはたった一瞬で変わる。そうした瞬間を何度か体験したことがあるので、自信を持って言い切れる。たった一瞬で勝つこともあれば、負けることもある。多くは――否、すべては自分との戦いだ。他人などどうでもいい。自分にさえ勝てばそれは見事な勝利だ。秋のテストマッチ初戦を終えた日本代表は今月7日から英国遠征にでかける。17日に世界ランキング4位のイングランド。24日にワールドカップ初戦で当たるロシアとテストマッチを行う。新生ジャパンの熱い戦いぶりに目が離せない。ついでに衝撃を受けたできごとを追記しておく。大阪大会決勝で桐蔭を5対2で破った履正社が、平安に7対0で完封を喰らった。呆然とした。
posted by せつな at 07:09Comment(0)日記