10月3日 朝
第四次安倍内閣の顔ぶれが決まった。今朝の朝日新聞に詳しく載っていたので一応いつもの通りそのひととなりに目を通した。なぜ朝日新聞かというと朝日しかなかったからだ。注目すべきは法相に選ばれた山下氏だろうか。元特捜の検事で民主政権に危機感を感じ2012年の衆院選で見事当選を果たす。自らを突破力のある法律家議員と銘打つように平均年齢の上がった今回の内閣ではかなりの若手で、その面構えは勢いを感じさせる。尊敬する人物は「卓越した国際感覚を持ち、議会制民主主義に殉じた」という理由から515事件の犬養元首相を挙げる。趣味がジョギング、カラオケという点も好ましい。注目点はまだある。論功行賞の歌われた今改造において唯一石破派閥からの選出となった。朝日は脱安倍一強のように報じていたが、麻生派が3人から4人。二階派が1人から3人と論功行賞の含みは感じられる。今内閣をみると、若いころYMOのコピーバンドを組んでいたというひともいたり、ご年配とはいえ、確実に時代は移り変わった印象がある。重鎮のすげ替えもなく、ゆいいつ女性で初入閣を果たした片山さつき氏もそうだが、まともな保守路線の維持は今後ますます重厚といったところか。同じく朝日新聞から。社会面だったか、大阪市とサンフランシスコ市の姉妹都市が解消されたという記事が載っていた。9月末までに回答を要求した大阪市に対し、サンフランシスコ市からは何の説明もなかった。これによって60年に及ぶ親和性はアホで愚かでくだらないアジアン圧力によって木っ端みじんに吹き飛んだ。吉村大阪市長の英断を支持したい。これから先、日本と世界との闘いはふたたび激化する。対アジア。対米国。対欧州。対豪州。そして、対、国内の外国人。ひとりひとりが身を以て日本人たるを自覚し、日々、精進、勉学に励み、国難を突破しなければならない。そのために必要なものは何か。日本人たる矜持を忘れるな。とにかく学べ。とにかく知覚せよ。本を読め。先の大臣紹介で河野大臣は大変な読書家とあったが、結句、これが近道なのだろう。書に習い、書を捨て、書を記せ。さすれば道は開かれん。